和楽器バンドの名前を日本全国に広めるきっかけになった楽曲である「千本桜」。大ヒットカバーアルバム「ボカロ三昧」の収録曲であり、YouTubeチャンネルで公開されているミュージックビデオは、現在1憶2000万回以上の再生回数を記録しているほどの人気曲です。

「千本桜」は、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が発売しているボーカロイド「初音ミク」を使用した楽曲。黒うさPさんが制作した名曲であり、2011年9月に公開されました。

「千本桜」は今まで多くの音楽制作者が発表してきたボーカロイド楽曲の中でトップクラスの人気を獲得しており、歌詞・メロディの良さなどあらゆる魅力で聴く人の心を魅了。大手企業とのコラボレーションやミュージカル化も行われ、中村獅童さんが主演を務めた歌舞伎版「今昔饗宴千本桜」も公開されました。

「千本桜」は和楽器バンドのカバー版が特に広く親しまれていますが、今までに和楽器バンド以外の大物たちも「千本桜」のカバーを披露してきました。

人気ゲーム「バンドリ！ガールズバンドパーティ！」の出演声優たちによるバンドPoppin'Party、声優活動だけでなくアーティスト活動も大人気の内田彩さんも、「千本桜」のカバーを発表。さらに、長年に渡り世代を超えて支持されている超大物歌手、小林幸子さんも「千本桜」をカバー。小林幸子さんはボーカロイドの名曲「みくみくにしてあげる してやんよ」のカバー版「さちさちにしてあげる」も披露し好評を得ており、ボーカロイド楽曲のファンからの支持を集めることにも成功しました。