また、ファンクラブ会員に向けたメッセージの他にも、大衆向けの音楽雑誌でもGACKTへの反論を語っています。

雑誌「Vicious」では、GACKTがミーティングに来なくなり、仕事に穴を開けて行方不明になったこと、それでもメンバー達は待ち続けていたことを明かし、「僕らが追い出したみたいに受け取らないで欲しい」と言葉にしました。

GACKTが単独登場した雑誌についても、「彼から“休まずに走り続けたい”という言葉を聞いたことはない。僕らは休みたいと言ってない」と真っ向から反論しています。

そして「今後、一緒にやることはない」と、完全な決別を表明しました。

一連の脱退騒動の後、1999年4月に「Gackt Easter Live ～復活～」と銘打ち、大宮アルシェで復活ライブを開催。

6月にはシングル「Mizerable」をリリースし、本格的にソロデビューを果たしました。

MALICE MIZER脱退から10年の時が経ち、GACKTがテレビ番組で脱退の真相を語りました。

2019年5月放送の「直撃！シンソウ坂上」で、脱退理由について「方向性の違いと言うよりも、バンドメンバーと解散するという話になった」と切り出しました。

本音では脱退したくなかったものの、自分対メンバーの構図になってしまったことで、自分の音楽を続けるために脱退してソロに転向したといいます。

この言葉からも、当時雑誌やファンクラブメッセージで語られたようにメンバーとの確執は事実であり、それが脱退理由になったようです。

GACKTがMALICE MIZERを脱退しソロ活動を本格化させたと時を同じくして、1999年6月21日にドラムのKamiがくも膜下出血で急逝しました。

しばらく3人で活動した後、2000年7月にKlahaがボーカリストとして加入しました。

ハンドは順調に活動していたかに見えましたが、メンバー各々の活動を展開するという理由から、2001年12月31日をもってMALICE MIZERは活動休止となりました。

MALICE MIZERは2001年に活動休止となりましたが、現在まで解散はしていません。

各々の活動のために活動休止した後、ボーカルのKlahaはソロ活動を始めました。
但し現在は消息不明となっています。

リーダーで女形、ギターとシンセ担当のManaは、現在はゴシックメタルのソロプロジェクト「Moi dix Mois（モワディスモワ） 」で活動中です。

Köziは現在は「ZIZ」のボーカル、「Eve of Destiny」のギタリストとして活動中です。

Yu～kiはソロでベーシストとして活動するかたわら、自らハンドメイドで創作するアクセサリーブランド「Mother of Life」の運営をしています。

初代ボーカルのTETSUは現在、元L’Arc〜en〜CielのSAKURA、BY-SEXUALのRYOとDENと共にロックバンド「ZIGZO」で活動中です。

また、Kamiは前述した通り1999年にくも膜下出血で死去、元ドラムのGAZも2017年に癌により死去しました。