名前：五十嵐 充（いがらし みつる）
生年月日：1969年5月17日
出身地：神奈川県横須賀市
血液型：A型
身長：172cm

五十嵐充は音楽グループ「Every Little Thing」の元メンバーで、音楽プロデューサーです。
エイベックス・マネジメント所属で、同じエイベックスのアーティストのプロデュースをはじめ多くの楽曲提供を行ってきました。

五十嵐充は中学生の時に音楽に傾倒するようになり、学生時代からバンド活動を開始。
「エイベックス」創業者の松浦勝人が経営していたレンタルレコードショップ「友＆愛」でアルバイトとして勤務していたことがきっかけで松浦と出会います。

24歳の時に「エイベックス」の子会社が運営するレコーディングスタジオ「プライム・サウンド・スタジオ青山」に電話番のアルバイトとして勤め始め、音楽プロデューサーを目指して楽曲制作を始めました。

1995年、「Every Little Thing」のボーカルとなる持田香織と出会い、松浦勝人が五十嵐充にも表舞台に出ることを勧めたことで「Every Little Thing」としてのデビューが決定。

1996年8月、持田香織・伊藤一朗と共に「Every Little Thing」としてシングル「Feel My Heart」をリリースしCDデビューしました。

デビューシングルは約10万枚を売り上げ、オリコン最高位24位を記録しました。
その後数々のヒットソングを世に送り出し、日本を代表するアーティストとなった「Every Little Thing」。
初期の彼らの楽曲は、ほとんどが五十嵐充が作詞・作曲・編曲を手掛けたものでした。

初期「Every Little Thing」のほとんどの曲で作詞・作曲・編曲を手掛け、ELTとしての活動のかたわら奥菜恵や観月ありさなどへの楽曲提供も行ってきた五十嵐充。

彼が作る曲は平成の時代を彩るヒット曲へと成長し、五十嵐充は「天才」と呼ばれるようになりました。

天才・五十嵐充が手掛けたELTの曲の中には、もちろん代表的なヒット曲「Time goes by」「出逢った頃のように」「Shapes Of Love」も入っています。

メロディーラインの美しさが秀逸な「Time goes by」は〝天才・五十嵐充の最高傑作〟と言う人もおり、多くの人に愛される曲となりました。

ミリオンセラーを達成し、「第40回日本レコード大賞」で優秀作品賞を受賞、「第13回日本ゴールドディスク大賞」でもその年を代表するソング・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しています。

当時の「Every Little Thing」最大の売り上げを記録する大ヒットとなり、1998年度のオリコン年間9位に輝いています。
「Every Little Thing」を日本のトップアーティストに押し上げたと言っても過言ではなく、五十嵐充の存在はエイベックス内でも重宝されました。

五十嵐充はELT脱退後、misonoの音楽活動ユニット「day after tomorrow」のプロデュースを手掛けました。
楽曲「gradually」をはじめ3曲の作曲と、その他ほとんどの曲で編曲を担当しています。

エイベックスの新人アーティストを押し上げ、人気に火をつけてきた天才、それが五十嵐充です。

「Every Little Thing」のほとんどの曲で作詞・作曲・編曲を手掛け、言わばグループの大黒柱として存在していた五十嵐充。

しかし、デビューから4年後の2000年3月、作曲・編曲活動とプロデューサー業に専念するという理由で「Every Little Thing」を脱退しました。

作曲・編曲とプロデュースに専念することを理由にしての脱退だったため、脱退後の「Every Little Thing」の楽曲にも関わるものと誰もが思っていましたが、その後彼は15thシングル「Rescue me (Single Mix)」に携わるのみでELTの楽曲制作に関わることはなくなりました。

五十嵐充の脱退により持田香織・伊藤一朗の2人になった「Every Little Thing」は、2000年10月に脱退後初のシングル「愛のカケラ」をリリースし、正式に2人体制で活動を開始しました。

五十嵐充脱退について持田香織はのちに、「作詞・作曲が五十嵐さんじゃなくなり、どれほど成立するのか」と不安だった心境を語っています。
伊藤一朗も「車で言うと重要なエンジン部分の人が辞めちゃうわけですよ」と、五十嵐充の存在の大きさを語りました。

そんな不安を抱える中、2001年1月に作詞・持田香織、編曲・伊藤一朗でシングル「fragile」をリリース。
この曲は人気番組「あいのり」の主題歌に起用され、約83万枚を売り上げる大ヒットを記録します。
オリコン年間カラオケチャートで1位を獲得し、リリースから3年連続で年間TOP10入りを果たすなど、「Every Little Thing」を国民的アーティストに押し上げる代表曲となりました。

五十嵐充は脱退後、2002年から2005年までmisonoの音楽グループ「day after tomorrow」のサウンドプロデューサーを務めました。

2009年には脱退から9年ぶりに「Every Little Thing」に楽曲提供を行い、ファンを喜ばせています。
また、2010年3月に「Every Little Thing」が東京国際フォーラムで開催したツアー最終公演のアンコールに、サプライズゲストとして参加してステージに立つなど、脱退後の関係は良好です。