サザンオールスターズはどんな時でもノリノリになれる楽曲も人気が高く、「勝手にシンドバッド」「太陽は罪な奴」などと同じく「希望の轍」も、盛り上がりたいときに聴きたくなる名曲です。「希望の轍」は応援ソングとしても人気が高く、受験勉強や自宅で仕事をしている際の休憩中などにもおすすめの人気曲。今までも日本中の人たちが「希望の轍」を聴き、苦難を乗り越え前へ進んできたはずです。

「希望の轍」はシングルCDとしてリリースされておらず、1990年に公開された映画「稲村ジェーン」のサウンドトラックに初収録。ベストアルバム「海のYeah！！」にも収録されており、現在もサザンオールスターズを代表する名曲として親しまれ続けています。

2000年1月26日にリリースされたシングル曲「TSUNAMI」は、壮大な曲調に圧倒されるほど感動的なバラード。リリース当時の若者世代たちからも注目され、オリコン週間ランキングでは１位を記録。シングルCDの売上は293.6万枚と言われており、オリコンが発表した平成シングル売上スランキングでは、SMAPの名曲「世界に一つだけの花（シングルバージョン）」の312.8万枚に次ぐ2位を記録しています。

「TSUNAMI」はTBS系列で放送されていたバラエティ番組「ウンナンのホントコ！」の番組内企画「未来日記III」のテーマソングとしても注目された名曲。「未来日記III」とは、「ウンナンのホントコ！」の人気企画「未来日記」の第三弾であり、初対面の男性と女性がスタッフが用意した日記に従い行動し、ドラマティックな展開に当時は日本中の人たちが「未来日記」に熱中していました。

「TSUNAMI」のドラマティックな世界観とマッチしており、当時は未来日記の影響で「TSUNAMI」のシングルCDを購入した人も続出。福山雅治さんの楽曲「桜坂」も未来日記Vのテーマソングであり、「TSUNAMI」と同等の人気を獲得している名曲です。

大ヒット曲「いとしのエリー」は、サザンオールスターズがリリースしたkバラードの中でもトップクラスの人気曲。「TSUNAMI」「涙のキッス」などと同じくカラオケ人気も高く、リリース当時を知らない世代のファンも「いとしのエリー」がカラオケの十八番だという人も多いのではないでしょうか。

シングルCDは1979年3月25日にリリースされ、オリコン週間ランキングでは2位を記録。TBS系列で放送されたテレビドラマ「ふぞろいの林檎たち」の主題歌にも起用され、テレビドラマの視聴者の間でも話題になった名曲です。また、シングルCDのカップリングには、日清食品のカップ焼きそば「焼そばU.F.O.」のCMソングに起用された「アブダ・カ・ダブラ（TYPE 3）」が収録されています。

「いとしのエリー」も多くの歌手がカバーしており、西城秀樹さん、小柳ルミ子さん、広瀬香美さんなどがカバー。ロックバンドのレベッカでボーカルを務めているNOKKOさん、「楽園」「瞳を閉じて」などの名曲でも有名な平井堅さんも、「いとしのエリー」のカバーを発表しました。また、海外の超大物たちもカバーしており、世界的な歌手であるレイ・チャールズさんも「Ellie My Love」のタイトルでカバーしています。