名前：石若 駿（いしわか しゅん）
生年月日：1992年8月16日
出身地：北海道清里町

石若駿はバンド「King Gnu」の前身バンド「Srv.Vinci」の元メンバーで、ジャズ・ミュージシャン、ドラマーとして活躍している人物です。

日本トップレベルの経歴を持ち、音楽に携わる父や母の影響で幼少期から本格的な音楽に触れ、中学時代にシドニー・オペラハウスで演奏、高校時代にはバークリー音楽院よりバークリーアワードを受賞し、2009年に奨学生としてバークリー音楽院に留学しました。

東大以上に合格が難しいとされる東京藝術大学に入学し、音楽学部で器楽科打楽器専攻を首席卒業する実力の持ち主です。

大学時代はテイラー・マクファーリン単独来日公演のドラマーに抜擢され、東京ニューシティ管弦楽団との共演も果たしています。

小澤征爾が総監督を務めた「サイトウキネンフェスティバル」に参加した他、2013年には石若駿Trioとしてミニアルバムをリリースするなど常に最前線の音楽家として活動してきました。

他にも世界のスター達と共演しており、ここには書ききれないほどの凄すぎる経歴を持つドラマーです。

そんな石若駿が音楽を始めるきっかけとなった父母とのエピソード、King Gnuの前身バンドから脱退した理由、常田大希との関係についてお届けします。結婚や現在の活動にも注目です！

石若駿は父親が高校ブラスバンド部の顧問、母親がピアノ教師だったことから、幼少期より本格的なジャズやクラシックに触れて育ちました。

4歳の時に父親にジャズミュージシャンの森山威男と松風鉱一のライブに連れていかれ、ジャズドラマーである森山威男のドラムプレイに圧倒されたことでドラムに興味を持つようになりました。

5歳の時には「X JAPAN」のライブ映像がきっかけでロックに興味を持つようになり、電子ドラムで練習するように。

4歳・5歳という物心ついた頃から本格的な音楽に触れ、小学4年生の時には札幌ジュニアジャズスクールの小学生ビッグバンドのオーディションに合格し、本格的にジャズドラムを始めました。

子供の頃から父母の影響で本格的な音楽に触れてきた石若駿。
年端のいかぬ子供にも電子ピアノを購入し、ジャズスクールのオーディションに挑戦させるなど、父母が子供の音楽に対する興味を理解して世界を広げてくれたことが、現在の石若駿を形作っていると言っても過言ではありません。

幼少期より本物に触れさせてきてくれた父母の存在があったからこそ、日本トップレベルの実力と実績を持つ石若駿が誕生したのですね。

石若駿はかつて、人気バンド「King Gnu」の前身バンドである「Srv.Vinci（サーヴァ・ヴィンチ）」のメンバーでした。

2013年に現King Gnuの常田大希が石若駿を誘って「Mrs.Vinci」を結成し、ほどなくして「Srv.Vinci」へ改名。
現代的な音楽性のユニットで、YouTubeにミュージックビデオ「ABUKU」が公開されました。

「Srv.Vinci」はその後メンバーチェンジを経て、2015年に「King Gnu」に改名して始動します。
この頃には石若駿の姿はバンドにはなく、現King Gnuメンバーで固定されていました。

King Gnuの常田大希と石若駿は、東京藝術大学の同級生という関係です。
Srv.Vinciを経て石若駿がバンドを脱退しKing Gnuとして常田大希がブレイクした現在も、音楽仲間として関係を繋いでいます。

常田大希は現在、King Gnu以外に様々なアーティストやクリエイターと共に活動するソロプロジェクト「millenium parade」を始動させていますが、石若駿はこれにドラマーとして参加するなど、現在でも深い親交を続けています。

2015年頃からKing Gnuが現在のメンバーで固定されるようになったため、石若駿は2015年までにバンドを脱退しました。

ただ脱退と言っても当時のメンバーは流動的だったようで、正式な脱退という意識は彼らにはないかもしれません。

あえて脱退と表記しますが、脱退理由について調査してみると2015年はちょうど石若駿が東京藝術大学を首席卒業した時期と重なります。

石若駿は2015年に「東京ジャズ」に出演し、世界的ドラマーのリチャード・スペイヴンと共演、更に自身初のフル・リーダー作「Clean up」を発表するなど、多忙な音楽生活を送っていました。
自身の活動が忙しかったことが、バンド脱退の理由と考えられます。