ユニット名：Le Couple（ル・クプル）
活動期間：1990年-2005年

主なリリース作品
シングル
1994年7月21日　海の底でうたう唄
1994年12月7日　夢で待ち合わせしよう
1995年7月21日　7月の感傷
1997年5月16日　ひだまりの詩
1997年10月29日　Sofa
1998年6月3日　もしもあなたと暮せたら/縁は異なもの
1999年8月4日　お帰りなさい
2000年7月19日　一日の終わりに
2001年7月4日　Song of Love

アルバム
1994年8月19日　hide&seek
1995年1月20日　ふたりぐらし～mon cinema～
1997年7月18日　Another Season -5番目の季節-
1997年11月26日　on the sofa
1998年7月1日　小さな願い
2000年4月19日　Style F

ベストアルバム
1999年9月17日　My Special Thanks

任天堂のゲーム機スーパーファミコンが発売され、ポール・マッカートニーさんの来日公演も話題になった1990年に、2人組の音楽ユニット「Le Couple（ル・クプル）」が誕生。当時夫婦だった藤田恵美さん、藤田隆二さんで結成し、「Le Couple」のユニット名もフランス語で「夫婦」「カップル」を意味するワードであることも注目を集めました。

Le Coupleは、1994年7月21日にリリースしたシングル「海の底でうたう唄」でデビュー。「海の底でうたう唄」はモコ・ビーバー・オリーブがリリースした楽曲のカバーバージョンであり、同年8月19日に発売されたオリジナルアルバム「hide&seek」にも収録されました。

デビュー以降、積極的にCDをリリースしてきたLe Couple。1997年5月16日に発売したシングル曲「ひだまりの詩」が大ヒットを記録し、日本中に名を広めることに成功したのです。

「ひだまりの詩」は誰もが温もりを感じることができる優しい楽曲であり、歌詞とメロディの素晴らしさで日本中の人たちの心を掴んだのです。

藤田恵美さんの美しい歌声、そして藤田隆二さんのギターの音色の素晴らしさも「ひだまりの詩」の魅力。リリースから年月が経過している現在も、多くの人に愛され続けています。

ひとりで悩みを抱えているとき、寂しい気持ちになったときにも聴きたくなるほど優しさが感じられる「ひだまりの詩」。オリコン週間ランキングで2位を記録しており、1997年度のオリコン年間シングルランキングでは3位を獲得。売上は約180万枚と言われています。

「ひだまりの詩」は、江口洋介さんの主演ドラマ「ひとつ屋根の下2」の挿入歌に起用されたことでも有名。「ひとつ屋根の下2」は関東地区の平均視聴率27.0%を記録したほどのヒット作であり、ドラマを通じて「ひだまりの詩」を知った人も多かったはずです。

さらに、1997年に放送された第48回NHK紅白歌合戦にも出演し、「ひだまりの詩」を披露。Le Coupleは「ひだまりの詩」をヒットさせたことで、スターとしての地位を獲得したのです。

「ひだまりの詩」のイメージを強く抱いている人も多いかもしれませんが、Le Coupleは「ひだまりの詩」以外にも人気曲をリリースしています。6作目のシングル曲「Sofa」も人気が高い楽曲であり、藤田恵美さんが手掛けた歌詞も高く評価されている名曲です。

「Sofa」は穏やかな曲調が心地よい楽曲となっており、スウェーデンの大物音楽プロデューサー、トーレ・ヨハンソンさんがプロデュースを務めたことでも当時話題になりました。日本テレビ系列で放送された室井滋さんの主演ドラマ「心療内科医・涼子」のオープニングテーマに起用され、当時「Sofa」のシングル、または「Sofa」が収録されているアルバム「on the sofa」を購入した人も多いのではないでしょうか。

「Sofa」のシングルCD、アルバム「on the sofa」に収録されている「片想いのオレンジ」も、当時話題になった人気曲です。爽やかな曲調で優しい気持ちになれる名曲となっており、作詞を藤田恵美さん、作曲を藤田隆二さんが手掛けました。

アサヒ飲料・バヤリースオレンジのCMソングに起用されたことでも注目を集めた楽曲であり、CMを観たことがある人は「片想いのオレンジ」を聴くと懐かしい気持ちになるのではないでしょうか。