サザンオールスターズの紅一点である原由子について、まずはプロフィールからご紹介したいと思います。

原坊（ハラボー）の愛称で親しまれている原由子は、サザンオールスターズの唯一の女性メンバーであり、ボーカルの桑田佳祐の嫁としても知られています。

高校在学中に友人とフォークデュオ「ジェロニモ」を組み、ボーカル・ギターを担当していました。大学入学後も「ジェロニモ」に活動は続けており、「ジェロニモを結成してから、私の高校生活は明るいものになっていった」と当時について語っています。

青山学院大学に入学後、桑田佳祐と関口和之らが所属していたサークル『BETTER DAYS』に入り、ピアノの技術を認められ桑田佳祐が組んでいたバンドに加入しました。

サザンオールスターズのメンバーとして1978年に「勝手にシンドバッド」でデビューを果たしました。翌年にリリースし大ヒットとなった「いとしのエリー」は、桑田佳祐から告白されたときに電話口から聴かされた曲だったそうです。

大学は青山学院大学出身ですが、高校はどこに通っていたのでしょうか？原由子の出身高校について調べました。

横浜市立本町小学校、吉田中学校を卒業後、私立のフェリス女学院高等学校へ進学しました。現在、フェリス女学院高等学校は、完全中高一貫校で、高等学校からの生徒募集はしていないようですが、原由子は高校から同校へ編入しています。

フェリス女学院高等学校は、東京都千代田区にある女子学院と並びキリスト教に基づく日本最古の女子校の一つであります。

由緒正しきお嬢様学校であるフェリス女学院高等学校の卒業生には、一橋大学名誉教授の石倉洋子や元宝塚歌劇団男役スターの葉月れい、芸人のたかまつなななどがいます。

原由子の実家は老舗の天ぷら屋だということはファンの間では有名な話のようです。そんな原由子の実家について詳しく見ていきましょう。

原由子の実家である「天吉」は、創業が1872年のとても歴史のある老舗の天ぷら屋です。江戸時代末期から明治にかけては屋台で営業していたそうです。

紋甲イカ、シロギス、小柱と芝海老の入ったやや小ぶりのかき揚げとシシトウが乗っている「濱天丼」が看板メニューで、三代目の源蔵が考案したかき揚げは貝柱・シバエビ・三つ葉が入っており、五代目に代替わりした現在でも提供しています。

原由子の実家である天吉は、サザンオールスターズのファンの隠れた聖地としても有名で、天吉には多くのサザンファンが訪れているようです。