父親曰く、人見知りでシャイな性格だというコートニー・ハドウィンですが、幼少の頃から“ロックスターになりたい”という夢を抱いており、その夢を実現するために様々なスクールをかけもちしながらボーカルトレーニングを受けていたそうです。

コートニー・ハドウィンは、まだ10歳だった2015年より、数々のオーディションに参戦するのですが、そんな彼女が一躍注目を浴びたのは、2017年に放送されたイギリスの人気オーディション番組「The Voice Kids UK」でした。

当時、まだ13歳だったコートニー・ハドウィンは、この「The Voice Kids UK」で決勝まで勝ち進んだんですよね。その時の映像がYouTubeに残っているようなのでご紹介しましょう。

ちなみに、この「アメリカズ・ゴット・タレント」は、あのスーザン・ボイルなどを見出した公開オーディション番組で、様々なジャンルのパフォーマーが賞金100万ドルをかけて挑戦しています。

コートニー・ハドウィンが最初にこのオーディションで歌ったのは、オーティス・レディングの「Hard to Handle」でした。

ライオン（審査員）を前にして体が硬直し、落ち着きなくオドオドするだけの“うさぎちゃん”（コートニー・ハドウィン）が、曲がかかった瞬間にライオンも驚く猛獣に豹変する様子を簡単にご紹介すると…

が、しかし！

いざ曲が始まるや、まるで何かに取り憑かれたように、コートニーの様子が一変します。

それまでの消え入りそうな13歳の少女の表情と弱々しい声から一転、力強くパンチの効いた歌唱を披露し、会場…いや世界の度肝を抜くんですよね。

その時の様子もまたYouTubeに残っていたのでご紹介しましょう。

しかし、コートニー・ハドウィンのパフォーマンスに最も心動かされたのは、審査員のホーウィー・マンデルでした。

さらに続けて、モントレー・ポップ・フェスティバルでジャニス・ジョプリンを発見したクライヴ・デイヴィスの物語を語るんですよね。

どうやら彼は、コートニー・ハドウィンに伝説の歌姫・ジャニス・ジョップリンを重ねてみていたようです。

そして、さらにこう続けました。

こう興奮気味に語るや、身を伸ばして…審査員権限により無条件で次のラウンドに進出することができる“ゴールデンブザー”を叩き押したのでした。