津野米咲さんは、ロックバンド「赤い公園」のメンバーでギターとコーラスを担当していました。
赤い公園以外にも様々なアーティストへ楽曲を提供されています。

津野さんの祖父は作曲家の津野陽二さんで父親も作曲家でつのごうじさん、さらに祖母は宝塚出身、母親はピアノを弾くという音楽一家で育ちました。
もちろん、津野さんだけではなく兄弟である一番上のお兄さんはギター、2番目のお兄さんはドラムを叩けるそうです。

津野さん本人は、3～4歳の頃からエレクトーンを習っていました。高校生になりギターを始めました。

「赤い公園」は元々初代のギタリストが脱退したことと、家庭の事情により大阪に異国都になっていた為サポートメンバーとして参加していましたが、次第にメンバーたちと一緒にやることが楽しくり、自分だけ引っ越さずに残り正式メンバーとして加入しました。
ギタリストとして加入しましたが、実は加入前にキーボードとしてもサポートで参加していたこともあります。

2012年に体調不良の為、赤い公園の活動を休止することを発表しましたが、翌年にUstreamで活動を再開することを発表しました。

2020年にKANA-BOONの谷口鮪さんとユニット「wasabi（谷口鮪×津野米咲）」を結成しましたが、同年10月18日に29歳の若さで亡くなりました。
自殺したと見られています。

上記にも記載していますが、2020年10月18日午前9時頃住宅で倒れていたところを発見されました。病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

29歳と言う若さと急死ということで衝撃が走ました。
モデルの栗原類さんは自身のTwitterに「才能の塊だった。羨ましいとも思えるくらいの天才だよ。」とし、また「僕が担当していたラジオ番組でも沢山音楽愛を語り合えたあの時間は本当に楽しかったです。ライブでの演奏姿も最高にカッコよかった」と明かしました。

栗原類さん以外にもルナシーのSUGIZOさんやGLAYのHISASHIさんらも津野米咲さんを「天才的！」だと称しています。

どのようなところが天才的なのかというと、やはり作詞・作曲の才能やセルフプロデュースのセンスではないでしょうか。
赤い公園が結成して2年でメジャーデビューを果たせたのも津野米咲さんの楽曲があってこそではないでしょうか。

SMAPといえば老若男女に知られているほどの国民的アイドルです。
1988年に結成し1991年にCDデビューを果たし「夜空ノムコウ」が自身初のミリオンヒットを記録し、その後も「世界に一つだけの花」はトリプルミリオンを記録しました。

歌手だけではなく、バラエティーや俳優業と多岐にわたって活躍をしていましたが、2016年マネージャーの飯島三智と事務所のオーナーのメリー喜多川との間で確執が発生し、ファンはもちろんファン以外の国民からも惜しまれながら解散しました。

そんな国民的アイドルの50枚目のシングルに津野米咲さんが楽曲を提供しました。
その楽曲は「Joy!!」で週間チャート1位を獲得しています。

津野米咲さんはこのSMAPへの楽曲提供で知名度が上がったと言っても過言ではありません。

SMAPへの楽曲提供について津野米咲さんは「ポップスが好きで、SMAPさんも研究してきましたから。本当に作りたい曲を作って、最高の人に歌ってもらって。ホントに幸せでした」と語っています。

津野米咲さんは色々なアーティストに楽曲提供を行っています。そのうちの一人にJUDY AND MARYの元ボーカルであるYUKIさんにも曲を提供しています。

そのいきさつは、YUKIさんからオファーしたのだとか。
YUKIさんは以前から赤い公園が好きだったようで、作詞・作曲をされている津野米咲さんと一緒にしたいと思っていました。
そこで、津野米咲さんの事務所を調べメールで「わたくし、歌手をやっております、YUKIと申します。今、電話をしてもいいですか？」という文を送り、そして電話で「“YUKIが歌ったら面白いのではないかと米咲さんが思う曲”をお願いします」とオファーしたようです。

さらに、曲の提供だけではなくバンドで録った方がカッコいいというイメージが出てきたため、ギターには津野米咲さんに弾いてもらい他のメンバーもYUKIさん津野米咲さんが一緒に決めていき完成したようです。

その曲は、「かたまり」という曲です。

津野米咲さんが生前彼氏ではないかと噂をされていた人物がいます。

その方は、4人組ロックバンドの「クリープハイプ」のボーカルを担当している尾崎世界観です。

噂の原因は、2015年にドラゴンアッシュの桜井さんが自身のインスタグラムで投稿した動画の中に津野米咲さんと尾崎世界観さんが映っており、その姿がすごく仲が良かったからだということです。