名前：宮沢 和史（みやざわ かずふみ）
生年月日：1966年1月18日
出身地：山梨県甲府市
身長：171cm

バンド「THE BOOM」のボーカルで、シンガーソングライターの宮沢和史。

1986年に「THE BOOM」を結成し、1989年にシングル「君はTVっ子」でデビューしました。
バンドのほぼ全ての楽曲で作詞作曲を担当しているのが宮沢和史です。

代表曲は「島唄」「風になりたい」などがあります。

「島唄」は元々アルバム収録曲でしたがシングルリリースの要望が多く、1993年に「島唄（オリジナル・ヴァージョン）」として発売されました。
これが大ヒットとなり、「第35回 日本レコード大賞」のベストソング賞を受賞。
「NHK紅白歌合戦」にも出場を果たすなど、バンドの知名度は全国区になりました。

2014年12月をもって「THE BOOM」は解散しましたが、宮沢和史をはじめ他のメンバーもそれぞれ音楽活動を続けています。

「THE BOOM」解散後、宮沢和史は2015年6月より弾き語りツアー「寄り道2015 連れづれなるままに…」を開催し、本格的にソロ活動をスタートさせました。

宮沢和史は音楽活動の合間に世界中を旅して回り、外国の地で得たインスピレーションを自身に落とし込んでさまざまな音楽を生み出してきました。

「島唄」や「風になりたい」など沖縄民謡のイメージが強いですが、民族音楽のみならずサンバやテクノ、レゲエやヒップホップなど、あらゆる音楽に精通しているアーティストです。

他のアーティストへの楽曲提供も多数で、SMAP「僕の太陽」や、MISIA「君だけがいない世界」など、国民的アーティストへの楽曲提供も行っています。

そんな宮沢和史ですが、近年は病気に悩まされることが多くなり、活動休止と復帰を繰り返してきました。
一時は「引退したつもりだった」と語ったこともある宮沢和史の病気と病状、そして現在の活動についても詳しく見ていきましょう。

宮沢和史は長年、首の痛みに悩まされてきました。
2013年11月には「頚椎症性神経根症」という病気の治療のため、約4ヶ月の活動休止を発表しています。

宮沢和史の病気「頚椎症性神経根症」とは、首や肩から腕にかけて痛みが生じる、中高年に多い病気です。

腕・手指に痺れが出ることもあり、症状は軽いものから耐えがたい痛みが出るものまで人によって変わります。

基本的には自然治癒する病気ですが、治癒までには数ヶ月以上かかることも。痛みが強い場合は日常生活に支障が出ることもあり、手術を行うケースもあります。

宮沢和史は数年間首の痛みに悩まされており、症状が悪化したため専門医にかかったところ、精密検査の結果この病気であると診断されました。

宮沢和史は上記の病気で4ヶ月間の活動休止をしましたが、2016年には頸椎のヘルニアが悪化したことで無期限活動休止を発表しました。

頸椎のヘルニアは2007年頃から現在まで長年抱えていたようで、年に数回の発作に悩まされていたといいます。
発作が出るとどんな体勢をとっていてもつらく、24時間ずっと激痛を抱えなければなりませんでした。

特に弾き語りをする時に首を前に出して譜面を見るような体勢が一番きつかったようで、それでも地獄の痛みを抱えながらライブのステージに立っていたといいます。

そんな生活を続ける中、ついに限界を迎えて2016年に無期限の活動休止を発表しました。
本人は「引退のつもりだった」と語りましたが、その後2017年1月に歌手活動を少しずつ再開していくことが発表されました。

宮沢和史はこの時の病状について「長い休暇をいただいたおかげで長年苦しんできた首の椎間板ヘルニアが悪化することなく身も心も元気です」と報告しています。

休養期間を経て病状が和らいだ宮沢和史は、その後少しずつステージに復帰するように。
2019年5月22日には、3年5ヶ月ぶりとなるニューアルバム「留まらざること 川の如く」をリリースしてファンを喜ばせました。

宮沢和史は現在も自分のペースで音楽活動を行なっています。

2020年には世界的に猛威を振るった新型コロナウイルスの影響でライブの開催が難しくなり、音楽業界全体が大ダメージを受けました。

そんな中でも、宮沢和史は2020年8月に大阪・服部緑地野外音楽堂で、キャパ50%に抑えた有観客のコンサートを開催しました。

また、2020年10月からは同じくキャパ50%で全国ツアー「詩の朗読と歌によるコンサートツアー2020 ”未来飛行士”」をスタート。