清塚信也は中学に上がって最初に受けたコンクールでは予選落ちをしてしまい、これが彼の心に火をつけて今まで以上にピアノの練習に励むようになります。

当時はピアノ練習のために学校を早退し、練習をしていないと不安になるほどだったようです。ですが、その甲斐もあって1年後の「全日本学生音楽コンクール全国大会中学校の部」では堂々の1位になり、初めて大きな結果を残しました。

清塚信也は高校時代に東京交響楽団と共演したことがあったようで、これが彼のピアニストデビューとなります。また、18歳の頃には「第1回ショパン国際コンクールin ASIA」にて1位にも輝いていて、ピアニストとして着実に実績を残しました。

清塚信也は大学に進学したあと、ロシアの「モスクワ音楽院」に留学しました。留学先では何も得られなかったようで、帰国後はピアノ嫌いになってしまったものの、再び立ち上がり、「日本イタリア協会第1回イタリアピアノコンコルソボローニャ部門」で金賞。「日本ショパン協会主催ショパンピアノコンクール」で1位など優秀な成績を収めました。