エド・シーランさんは、イギリスのシンガーソングライターで「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」の1人と取り上げられました。

2011年に「+」でレコードデビューしました。
2014年のアルバム「x (マルティプライ)」がイギリス・アメリカともにアルバム・チャートで初登場1位を獲得し、イギリスではプラチナ・ディスクに認定されました。

翌年には、イギリスの大学ユニバーシティ・キャンパス・サフォーク (UCS) から名誉博士号を授与され、2017年には、大英帝国勲章MBE (Member of the Order of the British Empire) を受章しました。
さらに、「シェイプ・オブ・ユー」がシングル、デジタルシングルセールスが2600万枚を超え、ストリーミング数などと合わさり、合計3つのギネス世界記録を獲得するなど留まることを知りません。

2012年　ブリット・アワード2012最優秀ブリティッシュ・ブレイクスルー・アクト賞
2015年　MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード最優秀ライブ・アクト賞
2016年　第58回グラミー賞最優秀楽曲賞
2018年　第60回グラミー賞最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム　他

エド・シーランさんは、アイルランド人とイングランド人の両親での元でイングランドのウェストヨークシャー・ハリファクスで産まれましたが、生後まもなくイングランド東部サフォーク州フラムリンガムに引っ越しました。

少の頃からギターを習っていたエド・シーランさんは、教会の聖歌隊にも加入し音楽に触れて育っていきました。

子供の頃は運動音痴や赤毛、吃音のことをかわかわれていたようで、「俺が吃ると速攻で誰かが真似するのさ。それが繰り返されると『次は降参する』と心に決めることになる」と語っています。しかし、エミネムのアルバム「ザ・マーシャル・マザーズLP」に合わせてラップしていると言葉の詰まりが良くなったそうです。

11歳の頃にはすでに作曲を始めており、16歳で音楽の道に進むことを決めロンドンへ移住します。
ロンドンでは、路上でライブなどしていましたが都会の高い家賃が払えずにホームレスになってしまいました。
友人の家に泊めてもらっていましたが、それも叶わないときは地下鉄や野外で寝ることもありました。

それでも、夢を諦めず路上ライブを続けていると次第にファンが増えていきます。

エド・シーランさんの家族構成は、両親と2歳年上の兄の4人家族です。
エド・シーランさんの家族は芸術一家と言われています。

さらに、エド・シーランさんは結婚されご自分の家族も築いています。
2018年にチェリー・シーボーンさんと約3年間の交際を経て結婚しました。
二人が初めて出会ったのは11歳の頃で2015年の同窓会で再開し交際がスタートしました。

二人の結婚式は、エド・シーランさんの別荘で家族や友人約40人というひっそりとした結婚式で、「世界で最も売れ行きの良いアーティスト」と言われているエド・シーランさんのイメージからすると地味なように思えますが、関係者の方が言うには「エドは大騒ぎにするのを望まなかった。2人だけの小さなウィンターウェディングにしたかった」と明かしています。

そして、2020年に第一子である女の子を出産し、3人家族になりました。
子供が産まれたことについてエド・シーランさんは「先週、素晴らしい出産チームの助けのもと、チェリーが美しく健康な娘、ライラ・アンターティカ・シーボーン・シーランを出産したんだ。僕たちはすっかり彼女に夢中だよ。母子ともに健康で、僕たちは本当に幸せだ。今は僕らのプライバシーを尊重してくれることを願っている。」とInstagramに投稿しています。

エド・シーランさんの父親はアートキュレーター(美術講師）で、母親はジュエリーデザイナーです。
エド・シーランさんが音楽の道に進んだのも父親がエリック・クラプトンやポール・マッカートニー、ボブ・ディランなどのコンサートに連れていったことも影響しているようです。

父親についてエド・シーランさんは「父は口唇裂で生まれて、そのまま育った。だから父は『誰かにいじめられたら、そいつを思い切り叩け。そうすると二度と手を出さないから』と俺に教えたんだ」というエピソードを明かしています。