庄村聡泰の病気「局所性ジストニア」とは、ある動作をすると無意識に筋肉が収縮して思うように動かせなくなってしまう神経疾患です。

長期間にわたり同じ動作を繰り返すことで発症するため、楽器を演奏する音楽家に多い病気と言われています。

庄村聡泰も実際にドラムを叩き続け、バスドラムのペダルを踏み続けてきた右足にジストニアの症状が現れました。

活動休止してからの庄村聡泰はやれる限りの治療と処置やリハビリ、演奏練習などできることは全てやって復帰を目指していましたが、日常生活は元気に送れるもののドラムだけが叩けないという症状に悩まされました。

現在、庄村聡泰はバンドの公式サイトを通じて自身のジストニア症状について具体的に明かしています。

現在は10分弱のドラム演奏で右足が動かなくなり、震えや痺れ、痙攣や麻痺が出ると明かしました。
さらに、時間が経つにつれて頭と足の連動がうまくいかなくなり、頭で考える動きが足に伝わらないという症状であることも説明しています。

庄村聡泰はそれを「まるで脳からの命令、通達を脚が拒否している」かのようだと語りました。

活動休止から約半年、2020年1月に庄村聡泰が[Alexandros]から勇退することが発表されました。

前述したように現在もジストニアの症状は良くなっておらず、メンバーとスタッフで何度も話し合ったものの、ライブやレコーディングでドラムを叩くことが不可能であるとの状況からバンドを離れる決断をしたのです。

ただ、これは「脱退」ではなく、10年間という長い時間を過ごし苦楽を共にした大切なメンバーであることから、敬意を表した「勇退」と表現しています。

勇退を発表した庄村聡泰が公式サイトを通じてコメントを発表しました。

[Alexandros]としての活動について「やり残した思いはない」と語りました。
人生をかけたバンド活動に一切の後悔はなく、大切な日々をメンバーやファンと共有できたことが「誇り」であると感謝を綴りました。

復帰を願っていたファンに「申し訳ない気持ちでいっぱいです」としながらも、「幸せなバンド人生を本当にありがとう。何らかの恩返しになる様なこれからを歩んでいけたらと思っています」と綴り、「また、どこかでお会いできます様に」と希望を残して[Alexandros]から勇退しました。

庄村聡泰の[Alexandros]として表舞台に立つのは、2021年1月開催の10周年記念ワンマンライブがラストです。

最後を飾るライブに向け、ボーカルの川上洋平は「彼の最後の勇姿を一緒に見届けましょう」とコメントを発表しました。

勇退後、庄村聡泰がどのような活動をしていくかについてですが、現在はインスタグラムを通じて最新の様子が知れるようになっています。

現在は好きな音楽や洋服のコーディネートといった趣味を楽しんでいるようです。
アニメやゲーム、本や服といった趣味をさらに時間をかけて愛し、ドラマーではない新たな人生を歩んでいくことでしょう。

[Alexandros]庄村聡泰の病気ジストニア、活動休止と勇退、現在についてお届けしました。
バンドを離れ新たな人生を歩む庄村聡泰のこれからを応援したいですね。