SUGIZOはトランペットをしていた父親とチェロをしていた母親の間に生まれたことから3歳にしてバイオリンを始めることになります。彼の両親はともに「東京都交響楽団」に所属していたプロの奏者で、子供の頃から音楽の英才教育を受けていたのだとか。

SUGIZOは中学に上がるとロックを聞くようになり、その影響もあってかギターを購入して練習するようになります。ここから彼はプロのミュージシャンに憧れるようになり、高校ではヘビメタバンドに参加。その後「PINOCCHIO」というバンドを結成し、「LUNA SEA」のドラム真矢もこのバンドに参加していたのだそうです。

SUGIZOはその後JとINORANがやっていた「LUNACY（前身のLUNA SEA）」というバンドに参加。この時「PINOCCHIO」のメンバーだった真矢も加入し、その後ボーカルが脱退したことで河村隆一が加入しました。

同バンドは次第に人気を集めるようになり、名前を現在の「LUNA SEA」に変更。ライブをすればSOLD OUTが続くようになり、1992年にメジャーデビューを果たしました。

SUGIZOはメジャーデビューを果たしたあと、1997年に自身のレコードレーベル「CROSS」を立ち上げ、その後ソロデビューを果たします。LUNA SEAメンバーは他にもそれぞれがソロ活動を始め、2000年にLUNA SEAは解散することになります。

解散理由は河村隆一がのちに「同じ光を見てると目も慣れて、より強い光を求められなくなった」と語っていて、メンバーが個々の活動を始めたことも要因なのではないかと思われます。

SUGIZOはLUNA SEAが解散したあと、いくつかのバンドを歴任し、2008年にXJAPANにサポートギタリストとして参加。その翌年にはXJAPANに正式加入となり、現在でも同バンドのギタリストを務めています。

その間、2007年に一夜限りでLUNA SEAが再結成となり、ファンから「復活」の声が高まった2010年に再始動を発表。現在もLUNA SEAは活動を続けています。