25歳の時に上京した三山ひろしは、北島三郎のいとこである演歌歌手・松前ひろ子が営むライブレストランでウェイターとして働き始めました。

そのかたわら、松前ひろ子の夫である作曲家・中村典正に弟子入りし、3年間修業していたという過去を持ちます。

師匠である中村典正と松前ひろ子には3人の子供がおり、その次女である中村洋子と出会ったのがこの時でした。

下積み時代に出会った二人。三山ひろしからすれば師匠の娘であり、中村洋子からすれば父親の弟子という関係で同じ時間を過ごしてきました。
次第に惹かれ合い、2009年頃から交際を始めるようになりました。

中村洋子は当時の三山ひろしについて「とても優しい。以心伝心を感じる場面がたくさんあるところに惹かれました」と語っています。
三山ひろしも当時の中村洋子について「真面目で努力家な人柄に惹かれた」と語りました。

しかし、交際を始めた当時の二人の関係は前述した通り。師匠の娘と男女の関係になったことで、三山ひろしは師匠・中村典正に追い出される覚悟で交際を打ち明けたといいます。

破門を覚悟で師匠に交際を打ち明けたところ、中村典正からは「あ、いいよ」と想像以上に軽い返事が返ってきました。

歌手をやめる覚悟も持っていた三山ひろしは肩透かしだったようですが、実は師匠である中村典正もその妻の松前ひろ子も、三山ひろしと次女が「合うと思っていた」と感じていたようで、交際に発展した際には喜んでいたというあたたかいエピソードがあります。

両親からも公認となり、歌手デビューを果たして音楽活動に精を出しながら私生活では愛を育んでいた二人。ついに交際から3年間を経た2012年に結婚に至りました。

2015年に三山ひろしがNHK紅白歌合戦に出場した後、現在すでに2人の子供の父親であることが明かされました。

長女と長男の一男一女で、2013年に長女が誕生、2015年に長男が誕生しています。

2020年には新型コロナウイルスの感染拡大により演歌界も大打撃を受け、多くのコンサートが中止を余儀なくされました。
しかしそんな苦しい毎日の中でも「子供たちと毎日一緒にいられて楽しかった」と喜びがあったことを明かしています。

三山ひろしは母子家庭で育ち、幸せな家庭にずっと憧れを持っていたことを明かしました。
幸せな家庭を築くことを夢に見て、現在はその夢が叶って幸せな毎日を送っているといいます。

新型コロナウイルスによる外出自粛中には、毎日子供と一緒に過ごしたことで子供たちの良い面・悪い面を両方見ることができ、「父親としては最高に嬉しい期間でした」と語りました。

外出自粛中、三山ひろしは子供たちと一緒にアルミホイルを使った工作にハマり、恐竜や昆虫を作っていたといいます。

子供と一緒になって遊びを楽しめる優しい父親の姿が垣間見え、演歌歌手としてだけではない私生活の三山ひろしの魅力が伝わってくるエピソードでした。

三山ひろしは現在も演歌歌手として活躍しており、嫁の中村洋子はそんな夫を支えています。

2020年のNHK紅白歌合戦に出場した三山ひろしは、昨年チャレンジ失敗となった「けん玉ギネス世界記録」のリベンジを紅白で行いました。

三山ひろしは「北のおんな町」を歌唱し、同時に多くの人々がけん玉をリレーで成功させるという世界記録に挑戦。
125人という大人数の中でリレーのラストを務め、全員成功でギネス世界記録を更新して大成功を収めました。

三山ひろしは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年に予定していたコンサートが中止・延期となりお客さんの前で歌う機会を奪われました。

しかし少しでも音楽を届けてファンを笑顔にしようと、無観客ライブ「三山ひろし2020～コンサートで逢いましょう！～」を開催しています。

三山ひろしのオリジナル曲のみならず、「野球小僧」「哀愁列車」などの時代を超えて愛される名曲たちを全29曲披露し、画面の向こう側にビタミンボイスを届けました。

現在も世界中で新型コロナウイルスは猛威を振るい続けていますが、聴くだけで明るい気分になり活力が湧いてくるような三山ひろしの歌声で、日本そして世界を明るく染め上げてほしいですね。

三山ひろしと嫁・中村洋子の結婚、馴れ初め、子供とのエピソード、そして現在の活動についてもお届けしました。
今後も演歌界を盛り上げ、日本を代表する演歌歌手になっていく三山ひろしに注目です！