結論から言うと、無観客のNHKホールのステージに登場したGReeeeNのメンバーは、残念ながらホンモノではなく、AR（拡張現実）を駆使したCGだったようです。

この点、NHK広報部が詳細な説明については「制作に関わることなので…」と意味不明な理由をつけて公表していませんが、少なくともARによる演出であることを認めています。

もちろん、その演出がCGであることにしっかり気づいている人も少なくなかったようです。

また、その上で次のような意見も…

もっともなご意見です。というのも、パッと見は思わずホンモノに見えるのですが、よくよく見ると個々の動きに妙な違和感のようなものがあったんですよね。

紅白の動画付きのツイートが残っているようなので、是非ご確認ください。

「こことここのフレーズはこの動作の繰り返しね」みたいな、いわゆる“やっつけ仕事によるリピート感”を感じたんですよね。

これだったら、無理に最新技術（AR）に頼らなくても、GReeeeNが普段のライブで利用しているモーションキャプチャーの方が、メンバーが実際にその動きをしているってだけでも感情移入できたんじゃないでしょうか。

「最新技術を駆使してみました！」みたいな、とってもNHKらしいやり方ではあるんですが、いつものようにファンの気持ちを置き去りにした演出に、興醒めした人も少なくなかったようです。

さらにです！どうやら今回の紅白の舞台に登場したGReeeeNのメンバーらしきCGは、実は、GReeeeNのメンバーを参考に制作されたものではなかったようなんですよね。

じゃあ、何を参考に制作されたのかと言うと…GReeeeNの名曲「キセキ」の誕生秘話を描いた映画「キセキ　あの日のソビト」で、メンバー役を演じた、菅田将暉さん、横浜流星さん、成田凌さん、杉野遥亮さんを元に作成されたようです。

どうりでみんなイケメンだったはずですね～

最後に、GReeeeNのメンバーが、ここまで頑なに顔出ししない理由について、触れておきたいと思います。

GReeeeNのリーダー・HIDEさんは、以前にその理由について、「雇われ先の病院や、患者に迷惑をかけないため」と語られていました。

現在、GReeeeNのメンバーは全員、既に歯科医師免許を取得し、それぞれの勤務地で歯科医師として働いています。

もしも顔出しをして、勤め先の病院が特定されてしまえば、ファンが殺到することは容易に想像できますよね。そうなると、その病院に通っている他の患者さんの迷惑になることは明らかです。

“歯科医師としての仕事と音楽活動の両立”という二足のわらじを履く以上、“顔出しNG”という鉄の掟は必要不可欠だと言えそうですね。