「階段」は、1981年にリリースされたアルバム「テクノデリック」に収録されている楽曲で、重々しいピアノとベースが特徴的です。途中で聞こえてくるピアノは坂本がE-muのエミュレーター（サンプラー）で演奏したもので、コンサート・ツアー「YMO-WINTER-LIVE-1981」でも坂本が、イミュレーターを使ってピアノを演奏しています。

「新舞踊」は、1981年にリリースされたアルバム「テクノデリック」に収録されている人気の楽曲です。インドネシアのケチャをモチーフにした曲で、ピアノはプリペアド・ピアノが使われており、坂本のみならず、高橋も演奏しています。

「以心電信」は、1983年にリリースされたアルバム「浮気なぼくらインストゥルメンタル」に収録されている人気の楽曲です。ボーカルパートは、ドラマーの高橋幸宏が歌っており、爽やかな歌声が心地よいと人気を博しています。

「M-16」は、2003年にリリースされたアルバム「UC YMO」に収録された楽曲で、YMOの散開コンサートを素材として作られた映画「A Y.M.O. FILM PROPAGANDA」におさめられています。終わった後にも続きがあることを予感させる物語のようなサウンドは、聴くものをせつなく、そして幸福な気持ちにさせてくれる人気のナンバーです。

「Day Tripper」は、1979年にリリースされたアルバム「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」に収録されている楽曲で、ビートルズ中期のナンバーのカバーになっています。オーティス・レディングのカバー・バージョンにディーヴォの影響を受けたアレンジを行っているのが特徴です。

「Firecracker」は、1978年にリリースされたアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」に収録されている楽曲です。中国系の音楽にありそうな音使いを用いつつ、ピコピコとしたシンセサイザーの音を取り入れることで複雑な展開を生み出しています。

「邂逅」は、1983年にリリースされたアルバム「浮気なぼくらインストゥルメンタル」に収録されている楽曲で、歌詞とシンセサイザーのフレーズが絡み合ってエモーショナルな気持ちにさせてくれる人気ナンバーです。

「コズミック・サーフィン」は、1978年にリリースされたアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」に収録されている楽曲で、YMO初期の名作で、コミカルなのにスリリング、リズミカルなのに密度のある不思議なアレンジを施されている人気の楽曲です。

1981年発表のイエロー・マジック・オーケストラの6作目のアルバム「テクノデリック」に収録されている楽曲です。曲中に時おり入る「ジャムデショ」という声はピーター・バラカンによるもので、トランシーバーを使って録音されたというエピソードがあります。

「灯」は、YMOの1981年にリリースされたアルバム「テクノデリック」に収録されている人気のナンバーで、ハイハットは人の声をサンプリングしていたり、油の缶をたたく音もサンプリングしているなど、サウンド面でいろいろなトピックがある点が特徴です。

「BALLET」は、1981年3月21日にリリースされたアルバム「BGM」に収録されていつ人気の楽曲です。作詞には高橋幸宏に加え、ピーター・バラカンも参加しており、アルバムの方向性を示した曲で、暗い中にも甘い雰囲気を醸し出しています。

富士フイルムのCMに使用された「テクノポリス 」は、1979年10月にリリースされたYMOのファーストシングルで、「ライディーン」と並ぶYMOの代表曲とされています。作詞作曲を手掛けたのは坂本龍一さんで、ピンク・レディーの曲を研究して作られたというエピソードがあります。