「ある日の午後」は、森山良子のフォークソングヒット曲のひとつです。カラオケでも人気の名曲です。なかなか前に進まないカップルのデート風景を思い浮かべるような曲で、サビの部分の高音は痺れます。

「愛する人に歌わせないで」は、森田公一の作詞作曲で、森田の生い立ちをモチーフに作られました。ここにも戦争で父親を亡くした悲しみがつづられています。

「歌ってよ夕陽の歌を」は、1975年4月25日に発売された森山良子のシングルです。この曲はフォークソング全盛時の曲で、森山さんの透き通った高音が、絵的にも美しい詞の中の光景をさらに美しく惹きたてています。

「禁じられた恋」は、1969年3月25日発売（フィリップス・レコード）の森山良子のシングルで、第20回NHK紅白歌合戦に初出場した際に熱唱した曲としても知られています。累計売上は80万枚に上り、オリコンチャートでは1位を獲得した人気の曲です。

「朝の旅」は、1978年5月発売の森山良子30枚目のシングル「わたしの祭りうた」のカップリングナンバーとして収録された人気の曲です。みんなが心に朝という名の希望の花を抱いて生きているという、はげまし元気づける内容の応援ソングになっています。

「あなたが好きで」は、田村正和、黒木瞳主演のテレビドラマ『夫婦。』（TBS系）の主題歌に起用されたヒット曲で、森山良子自身による作詞・作曲ナンバーです。1998年に発表され、長い間コンサートのラストに歌い続けている代表曲で、男女のパーソナルで純粋な恋愛感情が込められた詞としっとりと心に語りかけるような歌声が胸にしみます。

「この広い野原いっぱい」は、1967年（昭和42年）1月2日にリリースされた日本のフォークソングで、森山良子がオリジナル版として歌い大ヒットに至りました。小薗江圭子（おぞのえ けいこ）の作詞、森山良子の作曲によるフォークソングで、見渡す限りの大自然を、すべて捧げるかわりに、あなたからの手紙が欲しいと願う内容になっています。

「今日の日はさようなら」は、1966年に公益財団法人ハーモニィセンターの金子詔一によって作詞作曲された日本の歌曲で、1967年8月25日、森山良子がシングルでリリースすると爆発的なヒット曲になりました。卒業ソングとしても広く歌われ、親しまれてきた人気の楽曲です。

「涙そうそう」は、森山良子作詞、BEGIN作曲による楽曲で、森山が2人だけの年子の兄妹で、早世した兄への思いを歌詞に込めた名曲とされています。幼少期には取っ組み合いのけんかをし、同じ高校で同じバスケットボール部に所属。死の直後は誰を見ても兄に見え、思い出すのも辛く、家族も誰も兄の話題を口にしなかった。森山は居間の棚から赤い革表紙のアルバムを取り出しては、兄の影を追ってひとり泣いた。そんなある日、一番星を見上げると星が瞬いた時、「メソメソすんなよ。助けてあげられなくて悪いけど、お前もがんばれよ」と森山には、兄が語りかけてきたような気がした。そんな思いを歌詞にしたもので、現在でも一日の出来事や思いを、一番星に向かってそっと打ち明けているそうです。

「さとうきび畑」は、作曲家の寺島尚彦が自ら作詞も手がけた歌で、歌の主人公はひとりの少女です。少女は沖縄での戦闘で死んだ父親の顔を知らず、やがて大きくなると、ひとりで父親を探しにさとうきび畑に行きます。父はなぜ戦い、なぜ殺されたのか、なにを恐れ自決したのか。通り抜ける風の音を聞きながら静かに悲しみを訴えます。さとうきび畑のさとうきびがゆらゆらと揺れるとても印象的なリフレインが一曲を通して使われている森山良子の人気曲です。