2020年に原田美枝子が初監督を務めたドキュメンタリー映画「女優 原田ヒサ子」に、石橋凌と原田美枝子の子供達が総出演して話題になりました。

この作品は原田美枝子の実母・原田ヒサ子を主演としたドキュメンタリー映画で、認知症の母親を映画女優にするために撮影された作品です。

原田美枝子の実母で、昭和4年生まれの原田ヒサ子。
映画公開当時89歳という高齢の彼女は、第二次世界大戦を経験し、パートで働きながら原田美枝子を含む3人の子供を育てました。

原田美枝子が女優デビューしてからは娘の芸能活動をサポートし、孫達の世話も行ってきたといいます。

しかし近年は認知症が進み、突然「わたし、15歳の時から女優をやっているの」と語るように。
認知症が原因で記憶が混同し、娘の女優人生をまるで自分のことのように語り始めたといいます。

そこで娘・原田美枝子は、母親のこの発言を現実のものにしようと決意。
「映画に登場させれば、母の言葉は現実となる」という思いで映画を制作し、女優・原田ヒサ子を完成させました。

原田美枝子が初監督を務めたこの映画には、原田美枝子の子供達、VFXアーティストの石橋大河・シンガーソングライターの優河・女優の石橋静河も総出演を果たしました。

愛すべき母親の初監督作品であり、記念すべき祖母の女優デビュー作となる映画を素晴らしいものにしようと、子供達は出演者であると同時に制作側のスタッフとしても参加しています。

女優としての経験を生かし、石橋静河は助監督を担当。ドラマ「この恋あたためますか」の撮影中で多忙な合間を縫って撮影に参加し、助監督としてカチンコを鳴らしました。

普段は自分がやってもらっている側という女優経験を生かして、祖母がカチンコの音に驚かないよう声を掛けながら仕事に臨むという女優らしい気配りを見せました。

息子の石橋大河は、VFXアーティストの肩書きを生かして予告編制作と録音を担当。
また、嫁のエマニュエル夫人も出演しています。

シンガーソングライターの優河は、映画の挿入歌を担当しました。
作詞作曲・歌唱を優河が担当した挿入歌「瞬く星の夜に」は愛しい人への想いと悲しさが表裏一体となった心揺さぶるバラード曲です。

子供達が総出演し、原田美枝子がメガホンをとった映画「女優 原田ヒサ子」。
それぞれの強みを生かした采配で祖母の女優デビュー作・母の初監督作を支えた子供達、原田美枝子の母親への愛、家族の絆など、観ているだけで美しくも切ない家族愛が心に響きます。
ぜひ映画作品もチェックしてみてくださいね。

石橋凌と嫁・原田美枝子の結婚、馴れ初め、子供についてお届けしました。
息子・娘と共に一つの作品を作り、家族の絆を見せてくれた彼らの今後の活躍にも期待したいですね！