名前：ピエール瀧（ピエールたき）
本名：瀧 正則（たき まさのり）
生年月日：1967年4月8日
出身地：静岡県静岡市
血液型：AB型
身長：179cm

テクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーで、俳優としても活躍するピエール瀧。
ミュージシャン、タレント、声優などマルチに活躍する多才な存在です。

ピエール瀧は高校卒業後に上京し、石野卓球が結成したバンド「人生」のメンバーとして活動。
バンド解散後に就職を経てテクノバンド「電気グルーヴ」のメンバーとなりました。

1989年に石野卓球・ピエール瀧を中心に結成された「電気グルーヴ」とは、テクノやエレクトロなどの電子音楽を主流とした独特な音楽性で人気のテクノバンドです。

1990年にアルバム「662 BPM BY DG」でインディーズデビューし、1991年にシングル「RHYTHM RED BEAT BLACK (Version 300000000000) / TMN VS 電気GROOVE」でメジャーデビューを果たしました。

電子音楽をメインとした音楽性と破天荒なパフォーマンス、風刺的な歌詞で人気を集め、シングル「N.O.」や「Shangri-La」などのヒット曲を生み出しています。

ピエール瀧は音楽活動以外にも、タレント、声優、ナレーター、そして俳優としても活躍しています。

テレビドラマだけでもNHK大河ドラマ「龍馬伝」や、連続テレビ小説「あまちゃん」などのNHK作品から、「木更津キャッツアイ」などのコメディまで幅広く出演。

映画への出演も多く、「ALWAYS 三丁目の夕日」「日本沈没」「シン・ゴジラ」などの大ヒット作を始め、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」など漫画の実写化作品にも起用され、多才な演技力を誇る俳優として重宝されました。

2013年には映画「凶悪」「くじけないで」「そして父になる」での演技が評価され、「第38回 報知映画賞」「第56回 ブルーリボン賞」で助演男優賞を受賞しました。

また、声優としては大ヒットディズニー映画「アナと雪の女王」で雪だるまのオラフ役を演じており、才能豊かでマルチなタレントとして知られています。

ミュージシャン、俳優、タレントや声優など様々なジャンルで活躍するピエール瀧ですが、2019年にコカインの使用で逮捕されたことが大きなニュースになりました。

ここではピエール瀧の逮捕の状況、公判での判決といった事件の詳細、保釈時の様子や復帰後の今現在をまとめました。

2019年3月12日、違法薬物であるコカインを使用したとして、麻薬取締法違反容疑で厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されたピエール瀧。

逮捕当日、ピエール瀧が薬物を使用していると情報があり、麻薬取締部がピエール瀧の自宅を家宅捜索。任意同行で尿検査を行ったところコカインの陽性反応がでたことから緊急逮捕となりました。

ピエール瀧は「ストレス解消のためだった」とコカインの使用を認め、20代の頃から違法薬物を使用していたことも供述しました。

逮捕から約1ヶ月後に東京地検により起訴され、所属事務所であるソニー・ミュージックアーティスツのマネジメント契約が解除されたことが発表されました。

ピエール瀧はミュージシャンや俳優など幅広く活躍していたことから、逮捕により大きな影響を与えています。

ピエール瀧がMCを務めていたテレビ番組「ゲンバビト」や「ピエール瀧のしょんないTV」などの冠番組は軒並み打ち切りに。

出演中だったNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」は降板となり、制作側は出演シーンのカットや代役起用に追われ、すでに撮影が終わっていた部分も新体制での再撮影が行われました。

ピエール瀧がオラフ役で声優を務めた「アナと雪の女王」は、続編「アナと雪の女王2」の降板が決定。後任には声優・武内駿輔が起用されています。

また、石野卓球とのテクノバンド「電気グルーヴ」の30周年を記念したライブツアーは公演中止となり、出演予定だったフジロックフェスティバルも石野卓球ソロでの出演となりました。

他にもCMの放映中止、出演番組の急遽中止や差し替え、電気グルーヴのCD回収など、ピエール瀧の逮捕による被害総額は30億円にも上ると言われています。

2019年4月4日、逮捕から1ヶ月後に保釈金400万円で保釈が認められ、警視庁湾岸署から保釈されたピエール瀧。

保釈時は黒いスーツに身を包み、詰め掛けた報道陣の前で口を開くと「この度は私、ピエール瀧の反社会的な行為により、大変多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。誠に申し訳ございませんでした」と、約30秒間頭を下げて謝罪しました。