少女が事件を起こす直前の手帳には、「こんなに好きなのに、ひばりちゃんが憎い」や「塩酸をかけて醜くなった顔が見たい。13日午後9時現在私はおしまい」など、おぞましい言葉が綴られていたようです。

事件を起こした後、少女は逃走をはかろうとしましたが、現場に居合わせたブロマイド業者らによって取り押さえられ、警察に突き出されました。

美空ひばり塩酸事件の後、美空ひばりと犯人の少女はどうなったのでしょうか？事件のその後について調べました。

この事件をきっかけに美空ひばりは山口組三代目・田岡一雄にボディーガードを要請し、代わりに興行権を神戸芸能社に委ねました。そして、1958年4月1日、山口組三代目・田岡一雄が正式に神戸芸能社の看板を掲げ、同年4月に美空ひばりは神戸芸能社の専属となり、同年6月には、ひばりプロダクションを設立して副社長に田岡一雄が就任しました。

事件後は、少女も反省したのでしょうか？事件のその後については一切触れられておらず、再犯もしていないようです。

昭和の歌謡界を代表する美空ひばりの塩酸事件の犯人と動機、その後についてご紹介しましたが、いかがでしたか？今から64年前に当時19歳だったファンの少女から塩酸をかけられるという衝撃的な事件が起こりました。かつて熱心なファンだった少女は、日に日に美空ひばりに対し嫉妬の気持ちが強くなり、塩酸をかけるという残忍な犯行に及んでしまいます。逮捕後、反省をしたのか事件のその後については一切触れられておらず、詳細は分かりませんでした。美空ひばりは幸いやけどの痕は残らず、事件後も歌手として舞台に立ち続けました。事件当時19歳だった少女の生存状況は不明ですが、生きていたとすれば現在84歳です。どのような人生を歩んできたのか気になるところですね。