ラテンの女王と呼ばれた母親の坂本スミ子はラテン歌手らしく情熱的な熱唱が特徴ですが、娘である石井聖子の歌声は対照的で、静かな湖を思わせるような透明感のある歌声が特徴です。

石井聖子自身も母親について「母は血の気の多いラテン系」と評し、「思ったことを口にするタイプで、周りが大変なのを見てきた」と発言。
一方で自身については「私は引っ込み思案」と自己分析しており、歌声だけでなく性格の面でも正反対であることを明かしています。

ただ「音楽が身近にあったのは母のおかげ」とも述べており、石井聖子が歌手の道を選んだのも母親の影響が大きいことを語りました。

そんな二人の親子関係は良好だったようで、坂本スミ子は石井聖子について「私が一番のファン」と語り、音楽活動での共演も果たしました。

2008年に坂本スミ子が50周年記念に発売したアルバムの収録曲「夢で逢いましょう」「親を眠らす子守唄」の2曲で、親子デュエットを披露しています。

現在、坂本スミ子と父親・石井禮次郎の二人はすでに死去しており両親を亡くしている石井聖子ですが、母親から譲り受けた音楽の才能を発揮すると共に、父親の後を継いでコスメ事業を拡大し、実業家としても活躍しています。

ラテンの女王と呼ばれた坂本スミ子と元夫・栗原玲児との結婚・離婚原因、再婚相手の石井禮次郎との間に生まれた娘・石井聖子についてお届けしました。
坂本スミ子から受け継いだ音楽の才能と父親から受け継いだ商才を武器に活躍する石井聖子のこれからにも注目していきたいですね。