まさに人気絶頂期に解散したキャロルですが、解散の原因は一体どのようなものだったのでしょうか？

ジョニー大倉さんと矢沢永吉さんとの間の確執については、キャロル時代から噂されていたのですが、それが表面化したのは、2003年5月、ジョニー大倉さんが矢沢永吉さんについて語った次の発言でした。

さらに、キャロルが解散して40年近く経った2013年にも、ジョニー大倉さんが矢沢永吉さんに対する痛烈な不満や恨み辛みを吐露したこともありました。

その当時、キャロルの曲をセルフカバーしたアルバム「アイ・リメンバー・キャロル・バイ・ジョニー」をリリースしたばかりだったジョニー大倉さんは、週刊新潮のインタビューの中で次のように語ったのです。

その他にも、矢沢永吉さんが2012年に開催した40周年記念ライブで、キャロルでリードギターを担当していた内海利勝さんと37年ぶりに共演を果たしたことについても…

などと、矢沢永吉さんに対する不満を爆発させたのです。

その一方で、むしろキャロルの解散原因はジョニー大倉さんの方にあった…とする見方も少なくないようです。

と言うのも、キャロルの活動中期頃、ジョニー大倉さんが薬物依存により生活に破綻を来たし、遂には失踪までしてしまうなど、バンドに多大な迷惑をかけたことがありました。

それでも、ジョニー大倉さんの音楽性を高く評価していた矢沢永吉さんは、ジョニー大倉さんが帰ってくることを根気強く待ち続けたと言います。

そして、最終的にキャロルが解散することになったのは、ジョニー大倉さんが不満を爆発させ、解散を望んだからとも言われているんですよね。

結局のところ、キャロル解散の直接の原因は、ジョニー大倉さんの矢沢永吉さんに対する逆恨みとか嫉妬とか、そういったドロドロとした負の感情だったようですね。

そんな経緯もあり、ジョニー大倉さんは矢沢永吉さん以上に、矢沢さんの側近はもちろんのこと、キャロルのファンや音楽業界からも冷ややかな目で見られていたそうです。

そんなこともあり、もしも仮に矢沢永吉さんの40周年コンサートにジョニー大倉さんが登場したとしても、ファンに喜ばれるどころか、大ブーイングを浴びていた可能性も強かったと言います。

矢沢永吉さんはそのあたりのことも考慮した上で、ジョニー大倉さんに声を掛けなかったと言われているんですよね。