坂本美雨さんは、9歳だった1990年に家族で米ニューヨーク州に移住し、高校卒業までをその地で過ごしたため、英語と日本語を自由に話すバイリンガルです。

なお、「美雨」という名前の由来は、突然変異を意味する英語「ミュータント（mutant）」に由来し、この名前は父・坂本龍一さんが名付けたそうです。

ちなみに…母親である矢野顕子さんは、当初娘の名前として「雲子（うんこ）」を本気で主張した…なんて話もあるようですが、あの矢野顕子さんなら十分にありえますね（笑）

そんな坂本美雨さんは、1997年、16歳の時に坂本龍一さんの楽曲「The Other Side of Love」に、「Sister M」名義で客演し、歌手デビューを果たしています。

当初、「Sister M」の正体が明かされておらず、世間では様々な憶測が飛び交っていたようですが、その後、ラジオ番組の中で坂本龍一さんが、自身の娘・美雨さんであることを公表し話題になりました。

この楽曲「The Other Side of Love」は、ドラマ「ストーカー 逃げきれぬ愛」の主題歌に起用され、売上70万枚を超える大ヒットを記録しています。

また、1999年に公開された高倉健さん主演の映画「鉄道員（ぽっぽや）」の主題歌を担当したことでも話題になりました。

そんな坂本美雨さんは、2014年3月にブックディレクター兼編集者の一般男性と結婚し、翌2015年7月27日に、第1子となる女の子を出産し、現在は1児の母となっているようです。

しかし、坂本龍一さんと矢野顕子さんの幸せな結婚生活は、そう長くは続きませんでした。

と言うのも、矢野顕子さんが坂本龍一さんと彼の事務所のマネージャー兼秘書の女性との不倫関係に気づいてしまったからなんですよね。

その件について、矢野顕子さんが夫を何度問い詰めても、坂本龍一さんは「ごめんなさい」を繰り返すばかりで、彼女との関係を断とうとはしなかったのだとか。

ちなみに、坂本龍一さんは1990年にアメリカ進出を目的として、一家で米ニューヨークへ移住していますが、一説には、このアメリカ移住は矢野顕子さんが夫とマネージャーとの関係を断たせようとして、アメリカ進出を後押ししたとも言われています。

しかし、坂本龍一さんとマネージャーの関係は切れるどころか、なんとそのマネージャーもニューヨークに移住したことで、逆に坂本龍一さんは本宅には滅多に寄りつかず、ほぼ別居状態になっていたとも言われています。

さらに、1993年には女性誌が坂本龍一さんと元マネージャーの愛人との間に、2歳になる隠し子がいることをスクープするんですよね。

時には、その隠し子を矢野顕子さんに預ける形で、坂本龍一さんが愛人とヨーロッパ旅行へ出かけた…なんて驚くべき証言まで飛び出す始末。

そんな報道があったため、矢野顕子さんは「半ば黙認状態なのでは？」なんて噂まで流れていたようですが、2006年8月、遂に2人は離婚に至っています。

2006年8月に離婚が成立した坂本龍一さんと矢野顕子さんですが、実は、2001年の夏頃には、2人は離婚に合意していたと言います。