1967年に上京した斎藤ノヴさんは、作曲家の浜口庫之助さんに師事し、下田逸郎さんとのデュオ「シモンサイ」を結成しました。

70年代からはスタジオミュージシャンとして、松任谷由実さんや中島みゆきさん、サザンオールスターズ、吉田拓郎さんなど様々な一流アーティストのレコーディングやライブに参加してきました。

現在も、日本を代表するパーカッショニストの1人として第一線で活躍しています。

そんな斎藤ノヴさんと夏木マリさんの馴れ初めは、斎藤ノヴさんが夏木マリさんのライブに参加したことがきっかけだったようです。

この時、夏木マリさんはコンサートでウテ・レンパーの「パダンパダン」という曲を歌っていたのですが、その曲のイントロ部分に出てくる「ヒュ～」という恐怖を表現した音が、それまでのパーカッショニストでは上手く表現できなかったのだとか。

ところが、新たに参加した斎藤ノヴさんが、その「ヒュ～」という音を楽器ではなく、ホースをグルグル回すことで表現したのだとか。

その時に、夏木マリさんは「この音よ！」と思ったと同時に、そんな彼女の突飛な要求をいとも簡単に実現してくれた斎藤ノヴさんが、一気に気になる存在になったそうです。

そして、ライブが終わった後も、ラジオ局で偶然に再会したり、築地にある夏木マリさん行きつけのもんじゃ焼き屋さんで再会するなど、何度かの偶然が重なったことで、夏木マリさんは次第にこう思うようになりました。

「彼とは特別な縁があるに違いない！」

そんな自分の気持ちに気づいてしまった夏木マリさんは、ごくごく自然に「私と付き合わない？」と告白していたそうです。

前述したように、交際発表時には籍にはこだわらない「フランス婚」などと話題になった事実婚の関係だった夏木マリさんと斎藤ノヴさん。

しかし、2011年5月には入籍し、戸籍上も正式な夫婦となりました。

当初は籍にはこだわらなかった夏木マリさんでしたが、斎藤ノヴさんと一緒に暮らすうちにノヴさんだけでなく、ノヴさんの家族との関係も深まり、やがてノヴさんのお母さんと本当の家族になりたいという思いが強くなっていったのだとか。

また、入籍直前の2011年3月11日には東日本大震災が発生し、この未曾有の大災害により“家族”という絆の大切さに改めて気づいたことも大きな原因になったようですね。

いつしか、きちんと籍を入れた方が良いのでは？と思うようになった夏木マリさんは、自分から入籍を提案し、結婚という形に至ったそうです。

斎藤ノヴさんと出会ったのが、夏木マリさんが50代半ば頃だったこともあり、2人の間に子供はいないようですが、その分、現在も恋人同士のように仲が良く、お互いに強くリスペクトし合う、理想的な夫婦関係を築いているようです。

いかがでしたでしょうか。

かつて、妖艶な振り付けとフィンガーアクションが魅力のセクシー歌手として大ブレイクした夏木マリさん。

今回、そんな夏木マリさんの旦那であり、パーカッショニストとして活躍する斎藤ノヴさんとの馴れ初めや“フランス婚”として話題になった事実婚から結婚に至った理由、子供の有無などについてまとめてみました。

2021年のバレンタインデーには、夏木マリさんは自身のインスタグラムを更新し、斎藤ノヴさんとの2ショット写真を公開し、話題になりました。

その写真がこちら。

この投稿には、多くのファンからの次のようなコメントが寄せられていたようです。

そんな、いつまでもカッコいい夏木マリさんと斎藤ノヴさん夫妻に、今後も注目していきたいと思います。