夏川さんが中学1年生の時に「第10回長崎歌謡祭」に出場すると、史上最年少でグランプリを獲得しレコード会社からスカウトされて上京します。

その後、1989年に「星美里」という芸名で演歌歌手としてデビューするものの、ヒット曲には恵まれませんでした。
1996年に引退し沖縄県に移住し姉の飲食店を手伝いながらラジオ番組「岩ちゃんのビタミンラジオ」でアシスタントとして出演していました。

1999年に「夏川りみ」で再デビューするも、またしてもヒット曲に恵まれていませんでした。
しかし、2001年にリリースした「涙そうそう」が116週連続チャートインという記録をだし、さらに2002年の「第44回日本レコード大賞」で金賞を受賞し「第53回NHK紅白歌合戦」にも初出場し知名度も上がりました。

さらに、2003年に古謝美佐子のカバー曲「童神」が「第45回日本レコード大賞」で金賞を受賞、2004年には「愛よ愛よ」で「第46回日本レコード大賞」で最優秀歌唱賞を受賞しています。

その後も「涙そうそう」は色々な所で歌われ2008年には、中国上海国際芸術フェスティバル「日本文化ウィーク」に参加しソロコンサートを開催、また台湾でもソロコンサートを行うなど日本以外でも活躍されています。

夏川さんの実家は、沖縄県の石垣市で飲食店を経営されているようです。
1つは、八重山そばのお店で「ニライカナイ」というお店で夏川さんの母親と妹さんが営んでいるようです。

じゃらんにも「夏川りみの母の味」と掲載されています。
そのお店の奥には夏川さんが初めて紅白歌合戦に出場した際の衣装が展示されているようです。

2つ目は、カラオケスナック「花あかり」というお店もされています。
このお店も「ニライカナイ」同様に夏川さんの写真やポスターを貼っているそうです。

夏川さんは2009年にパーカッション奏者である「玉木正昭」さんと息子さんの3人家族です。

夫である玉木さんとは2009年に結婚されました。

玉木さんは、パーカッション奏者で幼少の時からオルガンやマリンバの教室に通っていました。
12歳の時に打楽器にも興味を持ち、中学生の時にはバンドでドラムを担当していたようです。
高校を卒業するとパーカッショニストの山口ともさんの一番弟子になりその後プロとして活動されています。

2007年の夏川さんの全国ツアーに玉木さんが参加したことで二人は出会いその後交際に発展しました。約2年間の交際を経て結婚に至っています。

夏川さんは1973年産まれ、玉木さんは1967年生れなので6歳年上の旦那さんということになります。

そして、二人の間には2010年に産まれた男の子「音来（にらい）」くんがいます。
さすが、二人の子だけあり音来くんは2歳の頃からドラムに興味を持ち叩いていたんだとか…。
そんな、音来君ですが実は切迫流産の危険があったそうです。

現在（2021年時点）は、10歳になっており、2019年の時には夏川さんの海外公演に学校を休んで連れていったようです。
夏川さんは「音来くんは歌が大好きなので、将来共演ができたら」と語っています。

歌うことが大好きだった夏川さんは幼い頃から歌手になることが夢でした。
そんな夏川さんは父親から小学校2年生～中学1年生まで指導され、特大歌詞カードを張り感情の込め方などを毎日2時間練習していました。
その練習の課題曲は演歌ばかりで夏川さんが気乗りしていないと「「何だ、その態度は」「歌をばかにするな」と怒られていたようで泣きながら歌うこともあったのだとか。

そんな厳しいお父さんですが、紅白歌合戦に初出場した時は客席で泣いていたようです。

その甲斐もあり9歳の時に石垣ケーブルテレビ主催「第1回ちびっこのど自慢大会」で優勝、また全国各地の大会で賞を総なめにするようになりました。

夏川さんが八重山商工高校野球部に支援金として50万円を寄付しました。その際に父親である「兼久静夫」さんが石垣市役所を訪ね、大浜長照石垣市長に寄付金を託したそうです。