「浪花恋しぐれ」は、1983年5月21日に発売された都はるみと岡千秋によるデュエットシングルで、戦前の上方落語界のスーパースター初代・桂春団治の破天荒な生き方とそれを陰で支えた妻・お浜との夫婦愛をモチーフにした曲とされています。

「千年の古都」は、1990年6月27日にリリースしたシングル「小樽運河」のカップリングナンバーです。都はるみ自身の出身地でもある京都を歌った作品で、1990年の「第41回NHK紅白歌合戦」の紅組のトリで歌った名曲です。

「大阪しぐれ」は、1980年2月1日に発売された都はるみの82枚目のシングルで、都はるみが1980年代最初に発売したシングルで、大ヒットしたナンバーとなりました。北新地などネオン街の地名がいくつか登場する、大阪のご当地ソングのひとつで、ミリオンセラーを達成しています。

「夫婦坂」は、1984年9月30日に発売された都はるみの96枚目のシングルで、なんともせつない女性の心情が歌われています。妻の耐える強さと、つくす強さが伝わり、夫婦という絆の奥深さが感じられる都はるみの名曲です。

「ふたりの大阪」は1981年9月1日にリリースしたシングルで、もともとは宮崎雅さんとのデュエット曲で、その後五木ひろしとデュエットして注目を集めました。大人の二人の別れのシーンを鮮やかに描き出した、カラオケでも人気のナンバーです。

「アンコ椿は恋の花」は、1964年10月5日に発売された都はるみの3枚目のシングルです。第6回日本レコード大賞の新人賞を受賞するなど、都はるみにとって初めてのヒット曲であり、ミリオンセラーとなりました。

「好きになった人」は、1968年9月1日に発売された都はるみの37枚目のシングルで、20万枚の売り上げを記録するヒット曲となり、都はるみの代表曲として知られています。紅白歌合戦では他にも都はるみにとって引退のステージになった1984年の「第35回NHK紅白歌合戦」でも大トリ曲の『夫婦坂』歌唱後に、「紅白史上初のアンコール」として本楽曲が歌唱されました。

「北の宿から」は、1975年12月1日に発売された都はるみの68枚目のシングルで、140万枚を超える売り上げを記録し、都にとっては、「アンコ椿は恋の花」、「涙の連絡船」に続いて3曲目のミリオンセラーシングルとなりました。第18回日本レコード大賞及び、第9回日本有線大賞の、それぞれ大賞を受賞していますが、ダブル受賞は、史上初の快挙でした。