そんな大黒摩季さんはすぐに歌手デビュー出来ると思いきや、オーディション合格から3年間、ビーイグのアーティストである『B’z』や『ZARD』、『T-BOLAN』や『TUBE』などのバックコーラスを務めていたのです。

その後もゲストボーカルや作曲家デビューを果たすも、望んでいた歌手デビューがなかなか出来なかった大黒摩季さんはしびれをきらし、会社を辞めてアメリカへ旅に出ています。

そんな大黒摩季さんは、滞在先で社長から“歌手デビューの話が進んでいる”という連絡を受けるとビーイグに復帰し、1992年にシングル『STOP MOTION』で念願の歌手デビューを果たすも、全くというほど売れず幸先の悪いスタートをきったのです。

しかし同年9月にリリースした2ndシングル『DA・KA・RA』がCMのタイアップによりミリオンセラーを記録すると、大黒摩季さんは同年の第34回日本レコード大賞新人賞を受賞したのです。

その後も大黒摩季さんは『チョット』や『別れましょう私から消えましょうあなたから』、『あなただけ見つめてる』や『夏が来る』、『ら・ら・ら』、『愛してます』など立て続けにヒットを記録し、歌手としての地位を確立したのです。

こうして歌手としての地位を築いた大黒摩季さんですが、デビューから数年はメディアへ一切露出していなかったことから、『大黒摩季は歌手担当、写真で顔を出すモデル担当、作詞・作曲担当とそれぞれ3人いる』、『大黒摩季はコンピューターで作られたもので実在しない』という都市伝説まで存在したのです。