石垣島への移住後も、マーク・パンサーさんは音楽活動やモデルとしての活動以外にも、東京でお店のプロデュース業や高級輸入子供服店の経営など、実業家としても精力的な活動を展開していました。

やがてパニック障害から回復した嫁・酒井薫子さんも、マーク・パンサーさんの事業を手伝うようになり、生活拠点はあくまで石垣島に置くものの、度々、東京に足を運んでいたようです。

そして、そんな中、事件は起こりました。

2007年6月18日の午前5時頃、酒井薫子さんが六本木で車を停車させていたところ、警察官による職務質問を受けたのですが、その際、バッグに隠し持っていた“白い粉”を発見されてしまったのです。

“白い粉”の分析と尿検査の結果、“白い粉”は違法薬物に指定されている「ケタミン」だということが発覚するんですよね。さらに、尿からもコカインが検出されることに…。

ちなみに「ケタミン」とは、通常、医療現場で麻酔として使用される物質で、幻覚を引き起こす可能性があることから、一般人が容易に入手できるものではないのだとか。

当初、酒井薫子さんは、「胃痛の痛め止めとして使用した」と説明し、入手経路については口を閉ざしていたようです。

しかし、2007年9月、この物質を違法に入手していたことを自白したことで逮捕され、その直後にマスコミに「人気アーティストの妻が違法薬物使用で逮捕」と大々的に報じられています。

結局、裁判でも容疑を認めた酒井薫子さんには、懲役1年2ヶ月、執行猶予3年の判決が言い渡されています。

ちなみに、酒井薫子さんの違法薬物の入手経路については、こんな話もあるようです…。

なお、一時は旦那であるマーク・パンサーさんにも容疑がかかったようですが、検査結果が陰性だったことから容疑者から外されています。つまり、マーク・パンサーさんは、嫁の違法薬物使用を知らなかったようなんですよね。

そんなことから当時世間では、「判決が確定すれば、マーク・パンサーさんと酒井薫子さんは離婚するのでは？」などと盛んに噂されていたようです。

しかし、結局2人は離婚することなく、2008年にはヒッソリと東京を離れ、フランス・ニースへと生活の拠点を移しています。

その後、フランスでのワイン作りや、香港でもつ鍋屋「博多道場」をオープンさせるなど、精力的な事業を展開していたマーク・パンサーさん。

2018年には、生活の拠点を兵庫県の高級住宅地である芦屋市へ移し、情報番組やバラエティ番組への出演やラジオDJなど、日本での芸能活動を本格的に再開しています。

さらに、2019年からは大阪芸術大学芸術学部演奏学科の客員教授として教鞭を執っている他、2020年には、日本が誇る伝統的文化「日本酒」の魅力を世界へ繋ぐアンバサダーの役割を担う「Mr SAKE（ミスターサケ） スペシャルアンバサダー」に任命されています。

また、マーク・パンサーさんのTwitterには、時折、酒井薫子さんや一人娘のマディーさんが登場し、現在も仲睦まじい夫婦や家族の様子が投稿されているようです。

最近の特に印象深かったツイートをいくつかご紹介すると…