当時は、特に症状などもなく、初めての座長公演を控え、念のためにと都内の病院で健康診断を受けたところ、肝臓の機能に異常が見つかり、精密検査した結果、C型肝炎との診断を受けたそうです。

ちなみに「C型肝炎」とは、“C型肝炎ウイルス”に感染することで発症し、そのまま放置すると、急性肝炎から慢性肝炎へ、そして肝硬変、やがては肝がんへと進行するリスクが高まる肝臓の病気です。

伍代夏子さんの感染ルートは、過去に輸血の経験もなかったことから、小学校での予防注射くらいしか思い当たる節がないのだとか…。

そんな中で出会ったのが、大御所俳優として知られる杉良太郎さんでした。

伍代夏子さんが杉良太郎さんの公演を観に行った際、楽屋へ挨拶へ行ったことが縁で、やがて意気投合した2人は、約1ヶ月の電話デートを重ねた末に、結婚することが決まったそうです。

伍代夏子さんは、もちろん結婚するに当たり、自身の病気のことを杉さんに告げたそうです。

すると杉良太郎さんは、「人生をともに歩いて行くパートナーなんだから、2人で病気と闘っていこう」という言葉をかけてくれたのだとか。

これを聞いた伍代夏子さんは、「この人とならどんなことも乗り越えられる」と確信。

こうして結婚に至った伍代夏子さんは、その後、C型肝炎の克服に向けて、非常に辛いと言われるインターフェロン治療に踏み切ったそうです。

伍代夏子さんは2009年より、インターフェロン治療を開始するとともに、2010年8月には、自身がC型肝炎であることを公表しています。

「どんなに辛くても仕事は休まない」と決めていた伍代夏子さんでしたが、インターフェロン治療による副作用は想像以上に辛く、高熱や貧血、息切れやめまいなど壮絶な闘病生活になったそうです。

それでも、夫である杉良太郎さんの献身的な支えもあり、約1年半に及んだC型肝炎治療を無事に乗り越え、現在は完治されているということです。

なお、伍代夏子さんが感染を公表した理由は、同じC型肝炎患者への支援が主な目的で、治療が終了した現在も、C型肝炎のことを知って欲しいという思いから、コンサートでは必ず検査の重要性を訴えているそうです。

いかがでしたでしょうか。

2021年3月、痙攣性発声障害である「喉のジストニア」を患い、歌唱だけでなく普段の会話も困難な状況が続いていることを告白し話題になった演歌歌手の伍代夏子さん。

今回は、「忍ぶ雨」や「ひとり酒」、「鳴門海峡」などのヒット曲で知られる伍代夏子さんの生い立ちや若い頃の昔の経歴についてまとめてみました。

現在、「喉のジストニア」の完治に向けて、全力で治療に取り組んでいるという伍代夏子さんですが、今回の妻の苦境に対しても、夫である杉良太郎さんは「一緒に病気を克服していこう」と献身的に支えられているようです。

最後になりましたが、伍代夏子さんの一日も早い快復をお祈りいたします。