チェッカーズの解散理由は、表向きにはいわゆる“メンバー間の方向性の違い”とされていますが、実際にはチェッカーズのリードボーカルである藤井フミヤさんとサイドボーカルの高杢禎彦さんの確執だと考えられています。

しかし、そんな2人の確執を生み出したのが、実はデビュー当時から楽曲を提供し、チェッカーズの大ブレイクの立役者であり、“生みの親”とも呼ばれている芹澤廣明さんと藤井フミヤさんとの“絶縁”だったようです。

と言うのも、芹澤廣明さんがチェッカーズから完全に手を引いた1986年以降は、チェッカーズの主な楽曲は、藤井フミヤさんが作詞を担当し、弟の藤井尚之さんが作曲を担当するようになりました。

そして、このことに納得がいかなかったのが…デビュー当初より芹澤廣明さんのことを恩師と慕っていた、高杢禎彦さんだったんですよね。

高杢禎彦さんが、2003年に出版した著書「チェッカーズ」の中で、藤井フミヤさんを痛烈に批判した言葉がこちら。

この言葉は、歌唱印税だけでなく、楽曲の印税も得たいがために、チェッカーズの恩人である芹澤廣明さんを切り捨て、自分たちが作詞・作曲した楽曲を前面に押し出そうとした藤井フミヤさんに対する批判だったと言われています。

芹澤廣明さんとの絶縁により、チェッカーズはフミヤ派と高杢派に分断されることになり、やがてグループ内に生じた亀裂が修復不能になったことで解散に至ることになるんですよね。

芹澤廣明さんと言えば、以上のような作曲家として業績ばかりが注目されています。

しかし、今回、そんな芹澤廣明さんについて色々と調べていくうちに、「結婚」や「嫁」、「子供」、「娘」といった家族関係のキーワードが、“関連キーワード”として表示されていることに気づきました。

そこで、芹澤廣明さんの家族関係について調べてみたのですが…いくら調べてもその辺りの情報は一切出て来ないんですよね。

芹澤廣明さんが結婚されているのか、子供がいるのかすら情報がなく、途方に暮れていたところ、あることに気づきました。

それは、「結婚」や「子供」、「娘」そして「家族」というキーワードは、芹澤廣明さんが作曲した曲に結びついたのです。

「芹澤廣明さんの家族関係に関する情報は一切ありませんでした…」で終わらせても良いのですが、今回は折角なので、それぞれのキーワードと結びついている芹澤廣明さん作曲の楽曲を紹介してみたいと思います。

芹澤廣明さんの「家族」と結びついてる楽曲は、芹澤廣明さんと売野雅勇さんのコンビが生み出した名曲「逆噴射 家族借景」でした。この曲を歌った植木等さんと小林克也さんという異色の組み合わも話題になりました。

芹澤廣明さんの「結婚」と結びついてる楽曲は、芹澤廣明さんが携わった代表曲でもある中森明菜さんの「少女A」でした。