2001年1月25日、川西幸一と当時10歳の息子が火事の現場に遭遇し、消火活動と人命救助を行い警察に表彰されたことで話題になりました。

川西幸一の息子はユニコーンが1990年に開催したツアー中に誕生したようで、名前は「嵐丸（らんまる）」と名付けられています。

息子はその後バンド「the zolvers」を結成して父親と同じくドラムを担当し、音楽の道に進みました。

息子がドラムを務めるバンド「the zolvers」は、日本ロックを基盤にブルースやファンクなどの様々な音楽要素を取り入れたサウンドで人気を集め、都内を中心に活動していました。

2011年には川西幸一が野田タロウと結成したバンド「BLACK BORDERS」のカウントダウンライブに登場し、前座で対バンしたことも話題になりました。

現在、息子の嵐丸はソロ活動を行い、ミュージシャン・フジタユウスケのサポートドラムとしても活動しています。

フジタユウスケは2004年に兄である藤田大介とバンド「RIDE on BABY」を結成し、バンドの活動休止後にソロ活動を始め、2009年にソロアルバム「一竿風月」をリリースしました。
自身の活動の他にも「PUFFY」や「Chay」などのサポートギタリストとしても活動しています。

そんなフジタユウスケと共にステージに立ち、ドラムを演奏している嵐丸。
父親と同じドラマーの道に進み、現在もライブを中心に活動しています。

2015年、川西幸一が脳梗塞（ラクナ梗塞）を患い、出演予定だったライブがキャンセルとなりました。

川西幸一が患ったラクナ梗塞とは、直径1.5cm以下の小さな梗塞ができる脳梗塞の一種で、麻痺などの症状が出ることがあるものの、軽度や無症状の場合が多い病気です。
ただ、ラクナ梗塞が多発することで「多発性脳梗塞」となり、認知症などの原因となることがあるため注意が必要です。

川西幸一はある日突然倒れ、知人にメールで助けを求めようとするも頭に浮かんだ文章を打つことができず、さらに119番に電話しても自宅の住所を伝えることができないという症状に襲われました。

なんとか救急車を呼んで待っている間に症状が収まり、普通に動けるようになったものの、大事をとって病院で検査をした結果脳梗塞が見つかり、即入院となったことで病気が発覚しました。

初期に発見できたことや後遺症もなかったことから、川西幸一は2ヶ月間の休養を経て「ユニコーン」に復帰。
現在も後遺症はなく、音楽活動を続けています。

川西幸一は現在も精力的にライブ活動や楽曲リリースを行なっています。

2017年にはユニコーンのデビュー30周年を迎え、全曲リマスタリングボックス「UC30 若返る勤労」のリリース、および全国ツアー「UC30 若返る勤労」が開催されました。

2019年には「ユニコーン100周年」を掲げ、様々な活動を行なっています。
「ユニコーン100周年」とは、再始動10周年＋現メンバーとなって初のアルバム「服部」のリリースから30周年＋川西幸一の生誕60周年を合わせて100周年としたものです。

「働き方改楽 〜なぜ俺たちは楽しいんだろう〜」とスローガンを掲げ、アルバム2枚「UC100V」「UC100W」のリリース、シングル1枚「でんでん」のリリースに加え、全50公演を行う全国ツアー「ユニコーン100周年ツアー　百が如く」も開催されるなど、大々的なアニバーサリーイヤーとなりました。

また、2020年にはユニコーンの歴史とユニコーン100周年を振り返る展覧会「ユニコーン100周年展～百が如く～」が東京・表参道ヒルズで開催されています。

精力的に活動を続ける川西幸一は現在、バンドの解散と再結成を経て、「こいつらと一緒にいる瞬間こそがバンドなんだなって思います」「再結成まで16年。その16年があってやっと本物のバンドになった気がします」と語りました。

「今、メンバー5人めちゃくちゃ仲が良いんです」「死ぬまで一生、ドラムを叩き続けようと決めました」とも語り、かけがえのないバンドメンバーと生涯現役で活動していくことを宣言しました。

川西幸一のバンド脱退理由と現在の活動、結婚した嫁と息子の情報、脳梗塞から復帰した現在についてお届けしました。
生涯ドラマーを宣言した川西幸一のこれからの活躍にも期待が高まりますね！