ラッパーとしてデビューしてわずか1年足らずのうちに頭角を現したKENNY Gさんですが、そんな彼が一躍知名度を上げたのが…前述した2020年10月頃に勃発した、バダサイさんとのビーフ騒動だったんですよね。

最終的には、男気ラッパーとして知られている阿修羅MICさんの仲裁により、ビーフ騒動は無事に収束しています。

なお、このバダサイさんとのビーフ騒動のきっかけとなったコラボ曲「OUTLAW」は、同年11月21日に地元福生市で行われたイベント限定で販売され、その売上げは故郷フィリピンの恵まれない子供達に寄付したそうです。

そして2021年2月には、シングル「ONE」をリリースし、JUNKMNとのコラボ曲「Just Another Day」のMVを公開するなど、現在も精力的な音楽活動を展開しているようです。

KENNY Gさんは、素顔を晒さないラッパーとしても知られており、MVやメディアに出演する際には、銀行強盗などが愛用する「バラクラバ」という覆面をつけているんですよね。

では、KENNY Gさんが素顔を晒さない理由は何なのでしょうか？

ネット上では、顔を隠さなければならない仕事をしている本職（ヤクザ）の人間なので顔を隠している…なんて噂が立っているようですが、過去の「ニート東京」のインタビューの中で、KENNY Gさん自身、次のように語っています。


「ラッパーではなくシンガーになりたいから」

このままラッパーとして終わるのではなく、いずれはシンガーとしてデビューすることを視野に入れているのであれば、ラッパーとしてアウトローなイメージが定着すればするほど、それが足かせになる可能性も考えられますからね。

実際、他のアーティストとのコラボ曲などのフックは、KENNY Gさんが担当しているケースが多く見られ、そのコワオモテな見た目とは裏腹に、彼の甘い歌声と高い歌唱力には定評があります。

ちなみに、そんなKENNY Gさんの憧れのシンガーは、米ニューヨーク州バッファロー出身の歌手・ブライアン・マックナイトの名前を挙げています。

そんなKENNY Gさんですが、実は、ラッパーとして活躍する傍ら、東京都港区赤坂に総本部を置く博徒系指定暴力団「住吉会（すみよしかい）」の構成員でもあるとの噂があるようです。

この噂の出所について調べてみたところ、あるアウトロー界隈の事情に詳しい方のブログに記載された、例のバダサイさんとのビーフ騒動に関する次の記述に行き当たりました。

ここでは、単に「住吉会」というだけでなく、“幸平一家”という住吉会の二次団体の名称まで上がっている他、はっきりと“現役”と記述されているんですよね。

さらに、ネットの匿名掲示板では、KENNY Gさんが所属しているのは、「住吉会幸平一家堺組」という具体的な所属先まで挙がっているようです。

ちなみに、「住吉会幸平一家堺組」と言えば、若頭に関東連合の元幹部・中越健二郎（田丸健二郎）氏が、同本部長には、同じ関東連合元幹部の“松嶋クロス”こと松嶋重が所属しており、“関東連合関係者が結集した暴力団組織”として知られています。

また、以前にKENNY Gさんは、現在は削除されているものの、40分超の動画をアップしており、その中でかつて関東連合と敵対していた打越スペクター幹部の斎藤邦実氏や、関東連合を壊滅に追い込んだとされる木村兄弟について語っていたと言われています。

このことから少なからず関東連合を始めとしたアウトロー界隈との繋がりが指摘されており、KENNY Gさんが住吉会の現役の構成員だという噂に信憑性を付与していると言えなくもないですが…

その後、2021年7月にKENNY Gさんが逮捕され、噂が事実と判明しました。ネットのニュースにも「住吉会系暴力団組員の古関健容疑者（３１）」とハッキリ書かれています。