小学校時代からの同級生だった水野良樹さんと山下穂尊さんのバンドに、1999年11月にボーカルとして吉岡聖恵さんが加入したことで本格始動した男女3人組バンド「いきものがかり」。

2006年3月にリリースしたシングル「SAKURA」でメジャーデビューを果たすと、そのポップな音楽性と透明感溢れる吉岡聖恵さんの歌声で、瞬く間に若年層を中心に支持を集めていきました。

2008年に念願のNHK紅白歌合戦に初出場を果たすと、2010年にはNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌に「ありがとう」が起用され、ドラマの大ヒットともに、ファン層を一気に広げていくことになります。

今回は、今や国民的人気バンドに成長した「いきものがかり」の唯一無二のボーカル、吉岡聖恵さんの歌唱力や年収に注目してまとめてみました。

吉岡聖恵さんの歌の特徴を一言で述べるとすると、声楽出身なだけあってクセがなく、素直に声を出して、素直に響かせている感じですね。

ビブラートは主張し過ぎることはなく、しゃくりやフォールも決して多用することはありません。そのため、彼女の透明感溢れる歌声は、真っ直ぐに心に突き刺さるような印象があるんですよね。

個性が何より重要視される音楽業界において、ボーカリストとして“クセがない”という点では、やはり賛否両論があるようです。

しかし、なにより幅広い年齢層に愛される音楽を目指しているという「いきいものがかり」において、吉岡聖恵さんの真っ直ぐ心に響く歌声は、同バンドの最大の武器になっていると言えるでしょう。

そんな吉岡聖恵さんの歌唱力について調べてみたところ、Yahoo!知恵袋に吉岡聖恵さんの歌唱力に疑問を呈するような質問が投げられていました。

なんでも、2011年末のレコード大賞とNHK紅白歌合戦での吉岡聖恵さんの歌唱について、「ところどころ声がかすれていて苦しそう」「世間がうまいと言うほど歌唱力が高いとは思えなかった」のだとか。

ちなみに、その時にいきものがかりが歌唱した楽曲がこちら。

そんな質問に対して、音楽に詳しい人や実際にいきものがかりのライブを経験したファンの方から、様々な回答が寄せられていたんですよね。

全体を通して読んでみると、おおむね次のような点で意見が一致しているようです。簡単にまとめると…


・ レコ大や紅白で披露した「歩いていこう」は、そもそもキーが吉岡聖恵さんに合っておらず、無理して歌っている感がある。

・ それに加えて、吉岡聖恵さんはテレビはすごく緊張するらしい。

・ ライブでは飛んだり跳ねたり、走り回りながらでも普通に息切れもせずに歌い切っている。

・ そもそも「いきものがかり」は吉岡聖恵さんの透き通った声と前向きな歌詞で売っているのであって、歌唱力を売りにしているバンドではない。

それでも、吉岡聖恵さんはかつてあるライブで、生歌を披露したことがあるようで、このライブに参加したファンによる次のような証言もありました。

以上のように、音域の広さや激しいライブパフォーマンスの中でも音を外さない点、そしてその声量や肺活量という面から考えても、吉岡聖恵さんの歌唱力は普通に高いと言えそうですね。