そんな「夜空ノムコウ」は、2002年4月からは中学2～3年生の音楽の教科書に掲載されたり、また様々なアーティストにカバーされていきました。

それにつれて、スガシカオさんの中でも、同曲が「スタンダード」になったと認識するに至り、ようやくカバーすることを決意することに…。

それでスガシカオさん自身は、もはや「自分の曲」という意識はさらさらなく、常に“他人の曲をアレンジする”というスタンスで挑んでいるのだとか。

但し、「夜空ノムコウ」がすっかり「スタンダード」となった現在でも、SMAPのこの曲を愛して誰かに伝えようとする心意気には、到底敵わないと認めているそうです。

そんなスガシカオさんですが、2016年8月20日、都内で開催された音楽イベント「J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2016」に出演した際、「夜空ノムコウ」を歌唱するのですが、同時に“封印宣言”をしたことで大変な話題になりました。

と言うのも、それからさかのぼること約1週間前の2016年8月14日、SMAPが同年12月31日をもって解散することを発表しており、この日はSMAPが解散を発表して、初めてのステージだったのです。

スガシカオさんは歌唱前のMCで、「夜空ノムコウ」を次のように説明しました。

続けて、解散を発表したSMAPへの感謝の気持ちを述べるスガシカオさん。

さらに、翌9月10日から始まる全国ツアーの最終日である10月21日に、豊洲PITでの東京凱旋公演があることを伝えた上で、次のように封印宣言をするんですよね。

この時、会場から一斉に悲鳴が上がったと言います。

また、スガシカオさんは自身の公演ではより感情たっぷりに「夜空ノムコウ」を封印する理由について、次のように語っているんですよね。

いかがでしたでしょうか。

スガシカオさんが作詞したSMAPの名曲「夜空ノムコウ」の制作秘話や、リリースされてから今日までの売り上げ実績、さらにスガシカオさんが「夜空ノムコウ」のカバーを躊躇った理由や封印した理由についてまとめてみました。

その後、時間の経過とともに考えが変わったのか、ファンからの熱い要望に応えたのかは不明ですが、現在のスガシカオさんは封印を解き、再び名曲「夜空ノムコウ」を自身のライブや音楽番組などで歌唱するようになっています。

この動画、歌唱前のMCがとってもお茶目でニヤニヤしちゃうんですよね～
でも、歌い始めた瞬間に空気を変える、アーティストとしての力量はさすがとしか言えません。

「君が何か伝えようと　にぎり返したその手は
ぼくの心の“やらかい”場所を いまでもまだしめつける」

この部分が好きなんですよね～
特に「やわらかい」じゃなくて「やらかい」は、単に文字数を合わせただけなのかも知れませんが、結果的にこの表現は神がかっていると思うのですがいかがでしょうか。