「野に咲く花のように」は1980年から1997年まで関西テレビと東阪企画が制作し、フジテレビ系列『花王名人劇場』（後に『花王ファミリースペシャル』）で放映された画家・山下清を主人公にした『裸の大将放浪記』（芦屋雁之助主演）の主題歌として作られた曲で、小林亜星が作曲を担当しています。小林が死去していたことが2021年6月14日に発表されると、レコチョクの総合デイリーランキングでは、同月13日付の200位圏外から14日付で132位、15日付で45位（歌謡曲／演歌部門では1位）に急上昇しました。

「北の宿から」は、1975年12月1日に発売された都はるみの67枚目のシングルで、小林亜星が作曲を手掛けています。オリコンでは1位を記録、第18回日本レコード大賞・大賞、第7回日本歌謡大賞・大賞、第9回日本有線大賞・大賞など数々のタイトルを総なめにした、都はるみ最大のヒット曲となりました。

”モクセイの花咲く頃は 故郷の顔思い出す・・・”で始まる、自転車で笑顔で走っていた”ニッセイのおばちゃん”のＣＭの歌です。この曲も小林亜星が手掛けていたんですね。思わず「懐かしい！」と唸ってしまう人も多いのではないでしょうか。

「ユカイツーカイ怪物くん」は、作詞を藤子不二雄が、作曲を小林亜星が担当、声優の野沢雅子が、自身の主演するテレビアニメ『怪物くん』（1980年版）の主題歌として歌唱した楽曲で、後に嵐の大野智が、自身の主演するテレビドラマ版『怪物くん』の挿入歌としてカバーしています。

1974年から放映されている首都圏ローカルのCMで、『隣組』のメロディに乗せた「♪メンメン、メガネのよいメガネ」のフレーズが印象的な、『モモちゃん』をはじめとする一行のアニメCMです。CMソングは小林亜星が編曲し、大和田りつこが歌っています。

にんげんっていいなとは、まんが日本昔ばなしのエンディングテーマで、作詞は山口あかり、作曲は小林亜星、歌は中島義実が担当しています。まんが日本昔ばなしにはこの曲含め7曲エンディングテーマが存在するが、その中でも圧倒的な人気と知名度を誇っています。

『どこまでも行こう』は1966年に発表された、大手タイヤメーカー、ブリヂストンのCMソングで、小林亜星が作詞作曲を担当、山崎唯が歌ったものです。CMソングとしては珍しく、日本の音楽の教科書にも掲載されており、1975年からは中学校の、1980年からは小学校の音楽教科書に複数回掲載されています。

ひみつのアッコちゃん（初代）EDとして使われた曲で、小林亜星が作曲を担当しました。歌は水森亜土が担当し、ひみつのアッコちゃんのヒットを支える貴重な曲となりました。

小林亜星は、『ガッチャマンの歌』の作曲でも知られています。歌は子門真人が担当、当時子供たちによって作られた替え歌には地方により様々なバリエーションが存在しますが、どの歌にもほぼ「パンダちゃん」が登場するのが特徴でした。

「天城越え」「細雪」などの作詞で知られる作詞家吉岡治と、数多くの作曲のほか、タレントとしても知られる小林亜星によって作られた。昭和46年(1971)に発表した楽曲です。文字通り「あわてんぼう」のサンタクロースが、煙突から落ちてある家に侵入し帰っていくまでの情景が描かれている。歌詞に「リンリンリン」「ドンドンドン」「シャラランラン」「チャチャチャ」などの擬音語を多用し、楽し気な雰囲気を演出しています。