MIKIKOは東京オリンピック開会式演出をなぜ辞任?電通による排除が理由など文春の報道も総まとめ
東京オリンピックの開会式演出の執行責任者を務めていた振付師・演出家のMIKIKOさんですが、2020年11月9日に演出チームを辞任しています。
その後、週刊文春がMIKIKOさんの辞任劇は、実質的には電通による排除だったことが報じられ、大変な話題になりました。
そこで今回、MIKIKOさんが辞任した理由、電通により排除された理由についてまとめました。
この組織変更により、MIKIKOさんは実質的に開会式演出の“執行責任者”という地位を降ろされています。
しかし、MIKIKOさんにそのことは一切知らされず、一旦保留状態ということで、ただただ電通からの連絡を待っていたと言います。
もちろんMIKIKOさんの演出に携わっていた500人ものスタッフやキャストも宙ぶらりんのまま放置され、彼らはその間、新しい仕事を入れることもできず、毎日の生活にも大きな影響が出ていたそうです。
そして、東京オリンピックの開催延期が決まって約6ヶ月後の2020年10月、MIKIKOさんは覚悟をもって、電通の幹部に次のメールを送信しました。
〈まず今の私の状況を経緯と共にお伝えしておきます〉
〈私以外のコアに関わっていたスタッフは延期の報告以降、何の情報もなくただ一時停止していて再開を待っている状況です。「1年の猶予を頂けたと思って前向きに捉えましょう」という気持ちのまま止まっています。〉
(中略)
〈去年の6月に執行責任を任命され、全ての責任を負う覚悟でやってきました。どんな理不尽なことがあっても、言い訳をしないでやってきました。/それを一番近くで見てきたみなさんはどのような気持ちでこの進め方をされているのでしょうか?/コロナで世界がこの様な状況になって、やっぱり一番大切にしないといけないのは信頼関係だと信じて止みません。
本当は、このままフェードアウトするのが平和なやり方なのかな?とも悩みました。/でも、またこのやり方を繰り返していることの怖さを私は訴えていかないと本当に日本は終わってしまうと思い、書きました〉
そんなMIKIKOさんの覚悟の訴えに対してですら、電通側は「佐々木氏に任せていた」の一点張りで、新たな対応を取ろうとはしなかったそうです。
それどころか、MIKIKOさんはこの時に初めて、別の演出家(佐々木宏氏)がアサインされており、既に新しい企画をIOCにプレゼン済みであることが知らされるんですよね。
この時に感じたであろうMIKIKOさんの憤慨と絶望感は、察するに余りありますね。
そして、MIKIKOさんが上記のメールを送信してから、約3週間後の2020年11月9日、オリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長に辞任届を提出しています。
そんなMIKIKOさんに対して、武藤事務総長は、「ぜひ残っていただいて従来通りやってほしい」と慰留したとコメントしていますが、実際のところはとても“慰留”と呼べる代物ではなかったことが、後のMIKIKOさんのコメントにより明らかになっています。
11月になって新しい企画、新しい演出家のもとで改めてオファーを頂きましたが、その企画に一から関わっていない以上、責任が取れるものではありませんでした。
コロナ禍による簡素化という名目でオリンピックを食い物にした電通
佐々木宏がMIKIKOのオリンピックを乗っ取った
MIKIKOさんに代わって、開会式の演出を統括する立場に立った佐々木宏氏は、“電通出身”という強力なコネを利用して、開会式の企画案を自分が一から作り直したいとの野望を抱きました。
そのため、MIKIKOさん率いる演出チームを徹底的に排除し、蚊帳の外に置いた状態で、リハーサル直前の状態まで進んでいたMIKIKOチームの企画案を白紙にしてしまうんですよね。
そして、佐々木宏氏自身が新たに練り上げた企画案をIOCに提示にするのですが…IOCはMIKIKOさんの企画の方が優れていると、ことごとく却下したと言います。
すると佐々木宏氏は、あろうことかIOCから絶賛されたMIKIKOさんの企画を部分的に使ったり、切り貼りしたりして自分のアイデアにするという、クリエイターにあるまじき行為に手を染めたとも…。
本当の黒幕は電通のNo.2との声も…
しかし、そんな佐々木宏氏を演出の責任者に据え、MIKIKOさんを引きずり降ろした本当の黒幕は、電通のNo.2と目されているT氏だと言われています。
このT氏は、次の通達を出した張本人とも言われているんですよね。
「スポンサー契約や演出の細部に至るまで、電通にメリットがある形にする必要があります」(電通幹部)
〈すべての商流は電通から〉
〈他広告代理店系のスタッフはNG〉
電通にとってオリンピックはまさに“金のなる木”で、全てを仕切る必要があるわけで、演出チームのメンバーが勝手に電通以外に発注する…なんてことはあってはならないのです。
このT氏が開会式の演出に深く関与するようになったのは、2019年に入ってからのようですが、当時の責任者はまだ野村萬斎さんで、T氏には扱いづらい存在だったようです。
そこで、コロナ禍による簡素化という名目で演出チームを解散させ、まだ若い女性で組みしやすいと考えたMIKIKOさんを責任者に据えたのですが…
演出には並々ならぬこだわりをもつMIKIKOさんもまた、T氏には都合の悪い存在だと言うことが判明するんですよね。
ならば!とT氏が次に白羽の矢を立てたのが…電通の同期入社であり盟友関係にある佐々木宏氏だったのです。
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