2018年12月、フジテレビ系情報番組「直撃LIVE グッディ！」の放送内で、桑名正博の息子を自称する男性・桑名乃羅と、実の息子である美勇士が対面を果たしました。

美勇士は桑名乃羅に対し、「DNA鑑定をして決着をつけるべきだ」と提案。
血縁関係をハッキリ確認することで、本当に桑名正博の息子であれば兄弟が増えたことを喜びたいと伝えました。

一方で桑名乃羅も「自分もハッキリさせたい」とDNA鑑定を受け入れ、番組内で口腔内の細胞を採取して鑑定結果を待つことになりました。

本当に兄弟であるか確かめるためにDNA鑑定を実施した番組から1ヶ月間の鑑定結果待ち期間を経て、2019年2月25日に美勇士が自身のTwitterでDNA鑑定結果を報告しました。

DNA鑑定の結果、桑名乃羅とは「95％兄弟ではない」との鑑定結果が出たことが報告されました。

DNA鑑定では、医学的に75%〜80%以上であればおそらく兄弟ではないとされ、95%は100に近い数字だとされています。
こうして、自称息子の桑名乃羅は桑名正博の息子ではないことが判明したのです。

桑名乃羅は、なぜ桑名正博の息子を名乗ったのでしょうか。

DNA鑑定結果が出る前にインタビューに応じた桑名乃羅は、なぜ桑名正博の息子を名乗っているのか問われた際に「ずっと、母に言われていた」と明かしました。

母親に「あなたは桑名正博の息子だ」と言い聞かされて育ち、それを信じていたのだといいます。

そして、全国各地を回って桑名正博の息子として金銭的援助を受けてきたことに対しては、「俺は金銭的な部分の目的があって名前を出したわけでもないし、売名行為して有名になりたいとかそういうのも一切なかった」と弁明しました。

インタビュアーから「自分の出生について確かめようと思ったことは？」と問われた際にも、「確かめてみようと思ったこともありますが、母親の言った言葉っていうのが一番でした」と答えています。

父親がいない家庭で、ずっと2人で暮らしてきた母親の言うことを、ただひたすらに信じたかったという思いが強かったようです。

このインタビューはDNA鑑定結果が出る以前のものなので、桑名乃羅はまだ自分が桑名正博の息子だと信じていました。
全国各地を旅する中で、自分に会った人達が「今でも桑名正博さんのことが好きです」と伝えてくれる体験をして、自分の父親が愛されていることを知り、尊敬の念を抱いたといいます。

結果的にDNA鑑定によって桑名正博の息子・美勇士と兄弟である可能性は95%ないという結論が出てしまったものの、桑名乃羅も母親への愛情が深いあまり母の言葉を信じてしまったという切ない話として収束しました。

95%兄弟ではないと鑑定結果が出た美勇士と桑名乃羅ですが、その後桑名乃羅は、「今後は静かに暮らします。彼（美勇士）にも迷惑をかけてしまった」と謝罪しました。

しかし、その後美勇士が自身のライブに桑名乃羅をゲスト登場させ、「なんと！ゲストは兄貴(？)の桑名乃羅くんでございます！」とステージで共演し、兄弟(？)でツーショット写真を撮っています。

SNSにこの画像がアップされると、ネット上には「やっぱり似てるよね」「受け入れて楽しむのは心が広い」とのコメントが溢れました。

金銭トラブルというマイナスイメージの問題から始まった兄弟疑惑ですが、美勇士はそれを逆手にとって笑い話に昇華し、ファンも桑名乃羅も納得する形で収めました。

桑名乃羅はその後、現在まで新たな情報はなく、静かに暮らしているものと思われます。
その一方で現在もミュージシャン・タレントとして活動を続ける美勇士の今後の活躍を楽しみにしたいですね。

美勇士の実家と家族、兄弟疑惑の男性とのDNA鑑定結果とその後をお届けしました。
音楽活動はもちろん17ライバーとしても活躍する美勇士のこれからにも注目です！