1991年、映画監督のスパイク・リーの番組『ドゥ・イット・ア・カペラ』で紹介され、全米が注目するヴォーカル・グループになる。1992年に1stアルバム『ロッカペラ・ワン』を発表すると、ポップスやロックの名曲を現代的なコーラス・ワークでカヴァーしたことで話題を呼び、1990年代から2000年代初頭にかけてのア・カペラ・ブームの先駆的存在となりました。

1988年の結成時はマイケル・マッケリーを加えた4人組で活動。91年に「モータウンフィリー」でデビュー。翌年の「エンド・オブ・ザ・ロード」が全米12週1位というメガヒットを記録し、トップスターへ躍進します。ヒップホップの要素を取り入れた斬新なコーラス・スタイルを展開し、90年代初頭のR＆Bヴォーカル・グループ隆盛の火つけ役となりました。

Pentatonixは、2011年に結成し、米オーディション番組に初参加で優勝。YouTubeに投稿したカヴァー動画が大きな反響を呼び、爆発的な人気を獲得しました。また、2015年にグラミーを受賞し、2016年にもグラミー受賞を果たすなど、名実ともに全世界ブレイクを果たしています。

1984年にスウェーデン王立音楽アカデミー在学中に出会った5人によって結成されたジャズ・ア・カペラ・グループで、95年には米国現代アカペラ協会からア・カペラ界の最大の栄誉のひとつ“The World's Best Vocal Group”賞を授与されています。また、2000年にアルバム『コモンリー・ユニーク』がスウェーデン・グラミー賞のオープンカテゴリー部門で最優秀部門賞を受賞。2002年の日韓W杯では、ソウルでの開幕式で美声ハーモニーを披露しています。

TAKE6は、1980年、アラバマでゴスペル・グループを母体として結成されたア・カペラ・コーラス・グループで、R&Bとジャズを融合した独自のスタイルが話題を呼び、これまでに数々のグラミー賞を獲得している有名なアカペラグループです。