田代まさしさんにとって、これが違法薬物による4度目の逮捕となりました。

2020年2月13日に仙台地裁で行われた初公判では、田代まさしさんは起訴内容を認めるも、同年3月4日の判決公判で、懲役2年6月、うち懲役6月を保護観察付き執行猶予2年とする判決を不服として控訴した田代まさしさん。

まさにその直後だった2020年3月29日、自身のお笑いの才能を見出してくれた、最愛の師匠である志村けんさんが、新型コロナウイルス感染による肺炎により死去してしまうんですよねぇ…。

師匠・志村けんさんの訃報を受けて、田代まさしさんは自身のYouTubeチャンネル「田代まさし ブラック マーシー半生と反省を語る」で、「志村けんさんへ」と題して、次のような追悼コメントを発表しました。

前述したように、形の上では志村けんさんは、2010年の違法薬物による3度目の逮捕以降、田代まさしさんの件に関しては一切言及してきませんでした。

そんな師弟の姿に、「男気に溢れ、面倒見の良いことで知られる志村けんも、さすがに田代まさしには愛想が尽きたか」などと、世間一般では思われていたようです。

しかし、田代まさしさんの息子であり、バンドのベーシストとして音楽活動をしている田代タツヤさんが、次のようなツイートを投稿したことで、大変な話題になったんですよね。

そのツイートがこちら。

なんでも、田代タツヤさん家族は、父親である田代まさしさんが一連の事件を起こして以来、世間からは目の敵にされてきたそうです。

それでも「何不自由なく家族が暮らしていく事が出来ました」というツイートを見る限り、志村けんさんは表向きには師弟の縁を切ると言いながら、実は、田代まさしさん家族に何らかの金銭的な援助をしていたのかも知れませんね。

この点について、ある芸能関係者は次のように証言しています。

2020年3月29日、志村けんさんの死去が報じられた直後から、テレビ各局は競うように追悼番組を組み、在りし日の志村けんさんの名場面を振り返っていました。

しかし、そんな志村けんさんの黄金期とも言うべき、1987年～96年にかけて放送された「だいじょうぶだぁ」に限っては放送されなかったんですよね。

この点について、志村けんさんの所属事務所であるイザワオフィスは、「“諸事情”により、テレビなどで目にしていただく機会がなく、今後についても、残念ながら限りなくゼロに近い状況です」と説明するにとどめました。

もちろん、その“諸事情”とは、現在では厳しくなっている下ネタと、薬物事件などで度重なり逮捕された田代まさしさんが出演しているからに他なりません。

その上で、イザワオフィスは、テレビでダメならYouTubeチャンネルで…と言うことで、過去にテレビ放映された全173回分の映像素材を30分前後の10本の動画に再編集して公開することを決定したんですよね。

そして、それらの動画による広告収入から必要最小限の経費を除いた全額を日本赤十字社に寄付するという英断がなされたのです。

そして、今回YouTubeチャンネル上で公開された動画には、もちろん田代まさしさんの出演シーンもふんだんに盛り込まれていたのですが、これによって現在再評価されているのが…田代まさしさんのお笑いタレントとしての才能なのだとか。

志村けんさんを裏切り続け、その地位も名誉もまさに地に堕ちた田代まさしさんが、大恩人である偉大なる師匠の死去により、現在、再びその才能が評価されている…という現象は、あまりに皮肉だと言わざるを得ません。

いかがでしたでしょうか。

志村けんさんによりその才能を見出され、お笑いタレントとして大ブレイクした田代まさしさん。そんな2人はやがて“名コンビ”と呼ばれ、公私に渡る“師弟関係”が話題になっていました。

しかし、そんな2人の師弟関係も、田代まさしさんの度重なる逮捕により変化していくことに…そこで今回、そんな田代まさしさんと志村けんさんの仲や関係について時系列に沿って整理してみました。