浜田さんはソロで歌っているイメージが強いですが、実はロックバンド「愛奴」のメンバーでプロデビューをされています。
しかし、メンバーそれぞれの音楽志向がバラバラで愛奴にはスタイルが無かったことから自分の存在に悩んだ末、以前からの憧れもあり愛奴を脱退し1976年にソロデビューを果たしました。

デビューするも予算の都合で生ギター1本持って全国ライブの巡業を開始し、また、矢沢永吉さんの前座なども務めていました。
さらに、地方のバンドと合体してのステージやレコード店の店頭・スーパーマーケットの催し・バーのカウンターの中など歌わせてもらえるところはどこでも歌っていたようです。

デビューしてすぐに売れたわけではなく下積み時代を経て、1992年にリリースされたシングル「悲しみは雪のように」が初のオリコン・シングルチャート第1位を獲得しました。
これに伴い過去にリリースしていたアルバムが多数チャートインし、浜省ブームが起きました。

60歳を超えてからもアリーナ・ツアー「SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2016“Journey of a Songwriter” since 1976」を開催したり、2017年にはミニアルバム「The Moonlight Cats Radio Show Vol.1」「The Moonlight Cats Radio Show Vol.2」を2枚同時発売するなど精力的に活動されています。
このミニアルバムはデビュー以来初めて、オリコン週間アルバムランキングの1位2位を独占しました。

浜田さんの出身小学校は広島県江田島町鷲部小学校です。
浜田さんの父親は戦前は特高警察官でしたが、戦後は地方警察署に勤務されていました。その為、転機が多く3歳の時から尾道市、廿日市市、広島市佐伯区、広島市南区元宇品と転校を繰り返していました。

転校を繰り返していたこともあり空想をすることが好きになり一人で遊ぶことが多くなりました。
音楽にも興味を持っていた浜田さんは9歳の時にラジオから流れるビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」を聴き大きなショックを受けました。
ビートルズにハマり雑誌などにビートルズの名前が載っていると切り抜いてノートに張り付けたりしていたそうです。

また、姉のギターを取り上げギターを始めると学校でもホウキをギター代わりに演奏の真似をしていたそうです。

13歳の時に引っ越し、呉市立二河中学に転校されています。

中学生になると毎日ラジオで洋楽を聴いていました。
ビートルズはもちろん、モータウン・サウンド、ビーチ・ボーイズ、ヤング・ラスカルズなども聴いていました。

また、音楽と同様に漫画も大好きだったようでずっと読んでいたので親に怒られていたそうです。
自分でも漫画を描いていたようでクラスで回し読みもされていたそうです。

出身高校は広島県でも有数の進学校である広島県立呉三津田高等学校に入学されました。
進学校ということもあり偏差値は64もあります。
浜田さんの他にも多数の有名人が卒業されています。

・尾川知輝(アナウンサー)
・広岡達朗(元プロ野球選手)
・末田正雄(アナウンサー)
・池端俊策(脚本家)　他

呉三津田高等学校は父親の期待に答えるため一生懸命受験勉強に励み入学したものの、授業の合間の休憩時間にも全員が予習・復習をしているという環境に馴染め無かった浜田さんは、何で聞きたくもない授業を聞いてなきゃいけないんだろうと窓の外を眺めていたそうです。
そんな時に野球部に誘われ野球部に入部しました。しかし、この野球部は不良の溜まり場だったそうです。
野球部でのポジションはサードでした。しかし、練習がきついことと先輩部員と対立し3年生の時に退部されました。

野球部を退部された後は、フォークソング・クラブ、新聞部に所属しまた、生徒会役員となり自衛隊違憲を演説や川上弾薬庫の弾薬運搬反対デモなど学生運動にも積極的に参加していました。

高校の時に初めて聴いたレッド・ツェッペリンは、ビートルズと同じくらいの衝撃があったそうです。