ロックバンド「BOOM BOOM SATELLITES」のボーカルとして活躍した川島道行と、NHK連続テレビ小説「天うらら」の主演で知られる女優の須藤理彩が結婚したのは2006年のことでした。

子供にも恵まれ幸せな結婚生活を送っていましたが、結婚から10年が経った2016年に夫の川島道行が死去し、須藤理彩は現在遺された子供二人との生活を送っています。

ここでは川島道行と須藤理彩の結婚、馴れ初め、子供についてまとめました。
まずは川島道行と須藤理彩それぞれのプロフィールから見ていきましょう。

名前：川島道行（かわしま みちゆき）
生年月日：1969年8月24日
没年月日：2016年10月9日
出身地：岩手県

ロックバンド「BOOM BOOM SATELLITES（ブンブンサテライツ）」のボーカルである川島道行。

1990年にバンドを結成し、1997年にベルギーのレーベルからデビュー。同時期に日本のソニー・ミュージックと契約しメジャー1stミニアルバム「JOYRIDE」をリリースしました。

しかしデビュー直後の1997年に川島道行が初期の脳腫瘍であることが発覚し、手術と再発を繰り返しましたが、2015年に5度目の脳腫瘍を発症したことで音楽活動を休止していました。

病状が悪化したものの本人の意向で自宅療養を続けていましたが、2016年10月9日、脳腫瘍のため死去したことが発表されました。

名前：須藤理彩（すどう りさ）
生年月日：1976年7月24日
出身地：神奈川県

川島道行の妻である須藤理彩は、アミューズの「100時間オーディション」に合格して芸能活動を開始し、1998年のNHK連続テレビ小説「天うらら」でドラマ初主演を果たした女優です。

「天うらら」以降も順調に女優として活躍し、これまでに「救命病棟24時」「ギンザの恋」「最後の弁護人」「LADY〜最後の犯罪プロファイル〜」「半分、青い。」などに出演してきました。

2006年11月6日、ロックバンド「BOOM BOOM SATELLITES」のボーカル・川島道行と、女優・須藤理彩の結婚が発表されました。
前述した通り川島道行は2016年に脳腫瘍のため死去しており、結婚生活はわずか10年で幕を閉じています。

妻の須藤理彩は最愛の夫の死去に対し、「大雨の降る中、まるで歌い出すかのごとく大きくブレスをとり、川島道行は永遠の眠りにつきました」とコメントを発表しました。

続けて「短い人生ではありましたが、一度きりの人生でこんなにもたくさんの人生を生き、それぞれでかけがえのないものをしっかり残してくれました」と気丈に感謝の言葉を述べています。

さらに長年の脳腫瘍の再発・手術の繰り返しで闘病生活を送っていた夫の生き様について「運命を受け入れ、もがきながらも懸命に音を奏で続け生き抜いた川島道行を、誇りに思います」と語り、色褪せることのない夫への愛を示しました。

川島道行と須藤理彩の馴れ初めについてお届けします。
2人はお互いに芸能活動を行なっていたこともあり、2000年頃に共通の友人の紹介で出会いました。

出会ってからしばらくは友人関係を続けていましたが、2004年頃から交際をスタート。
約2年間の交際を経て、2006年11月に結婚を発表しました。
結婚発表当時すでに須藤理彩が妊娠7ヶ月だったため、結婚のきっかけは子供ができたことによる授かり婚が馴れ初めとなります。

結婚発表時、須藤理彩はマスコミ宛のファックスで川島道行との結婚を発表し、「私の一番の理解者として、さまざまな時を傍らで支えてくれました」とこれまで愛を育んできたことを綴り、続けて「そして、きっと、これからも彼と一緒なら安心して穏やかな時間を過ごせる思い、生涯を共に歩んでいくことを決めました」と結婚を決意した理由を語りました。

川島道行と須藤理彩には2人の子供が誕生しています。
結婚発表から2ヶ月後の2007年1月に第一子となる長女が誕生し、2011年10月に第二子となる次女が誕生しました。子供はどちらも娘となります。

愛する妻、そして愛する2人の娘に囲まれて幸せな家庭を築いていた川島道行ですが、その結婚生活は脳腫瘍の闘病とともにありました。

川島道行が亡くなった2016年当時、娘たちは9歳と4歳という幼さです。
音楽活動を休止して治療に専念し、妻や子供たちも懸命に川島道行を支えましたが、家族に見守られながらこの世を去ることになりました。

須藤理彩は川島道行の死後、女手一つで子供たちを育てています。
川島道行の死去から5年が経った2021年には、自身のInstagramを通じて生前の川島道行と娘が寄り添った親子写真を公開しました。