但し、よくよく見返してみると、スティーヴィーはマイクスタンドを手では取り損ねていて、腕で倒れるのを支えた形なんですよね。

実は目が見えてていて、思わず倒れていくマイクスタンドに手を伸ばしてしまったものの、その次の瞬間「しまった！」とばかりに、わざと手では取り損ねたのか…

もしくは音や気配など、盲人独特の“カン”を頼りに単に手を伸ばしただけだったのか、はたまた盲目とは言え、実は視力を完全に失っているわけではなく、何らかの認識があったのか…真相は不明です。

2019年12月、NBAのレジェンドとも呼ばれているシャキール・オニールが、アメリカのテレビ番組に出演した際、同じマンションに住んでいるスティーヴィー・ワンダーについて、次のよう証言をして全米を震撼させました。

実は、冗談好きで知られるシャキール・オニールが、得意のジョークをかましただけ…なんて声もあるようですが、ホントのところはどうなんでしょうか？

ちなみに、スティーヴィー・ワンダーは2017年、自身の視力について、「今年、真実を明かす」と語っていたそうなのですが、2021年10月現在、まだ彼の口から真実は語られていないようです。

いかがでしたでしょうか。

サングラスがトレードマークの盲目のシンガー、スティーヴィー・ワンダーは、未熟児網膜症により生まれて間もなく視力を失ったと言われています。

しかし、昔から「実は目が見えるのでは？」という噂が後を絶たず、今や都市伝説と化しているとも…。

そこで今回、そんなスティーヴィー・ワンダーの視力にまつわる都市伝説と、特に話題になった2つのエピソードについてまとめてみました。

もっとも、スティーヴィー・ワンダー自身も、「飛行機を操縦し、着陸させたことがある」なんて冗談を飛ばすくらい、自身の視力について深刻さなどは感じさせないようです。

だからこそ「実は見えるのでは？」なんて噂を気軽に立てることができ、今や都市伝説と化している要因になっているのかもしれませんね。

つまり、あくまで大切なのはスティーヴィー・ワンダーの音楽であって、もはやスティーヴィーの目が見えているかどうかなんて、どうでも良いことなのかも…。

今回ご紹介した2つのエピソードも、いわゆる都市伝説の一つとして語り継がれていくことになるでしょう。