ダリル・ホールの”ドリームタイム”がZARDの”負けないで”に似てる!パクリ疑惑を検証
アメリカが誇るスーパー・デュオ「ホール&オーツ」のダリル・ホールがリリースし、大ヒットしたソロ・シングル「DreamTime(ドリームタイム)」がZARDの代表曲「負けないで」に似てる!パクリでは?と話題になっている件についてまとめました。
「当時、何作かずっと恋愛の詞ばかり書いていたので、今度は違うタイプの詞も書きたいなと思っていた矢先でしたので、このテンポ感のある曲を聞いたときに”応援歌っぽいな”ってすぐにイメージが湧いてきて一気に書き上げました。いつものシングルに比べてすごく自分でも楽しみながら書けた一曲です。」
ZARDの「負けないで」はダリル・ホールの「DreamTime」のパクリ?
パクったのは作曲者の織田哲郎?
それでは、結局のところZARDの「負けないで」は、ダリル・ホールの「DreamTime」のパクリだったのでしょうか?
この点について検証した動画を見つけたのでご紹介しましょう。
Zardの「負けないで」とDaryl Hallの「Dream Time」はどれだけ似ているのか? - YouTube
出典:YouTube
ZARDの「負けないで」が、ダリル・ホールの「Dream Time」のパクリなのか否かについては、実際のところ賛否両論あるようです。
パクリ否定派の意見の多くは、この2つの楽曲はともに“カノンコード”と呼ばれる、耳に心地良い定番のコード進行がとられていることから、少々似通っていても不思議ではないと言うものでした。
ちなみに“カノンコード”とは…
カノンコード(カノン進行)とは、ヨハン・パッヘルベルのカノンで出てくるコード進行のことである。
(中略)
王道進行 (IV△7→V7→IIIm7→VIm) よりも遥か前に完成され、なおも用いられ続けていることを考えると、カノンコードも王道中の王道な進行と言える。
しかし、こうやって「Dream Time」と「負けないで」を聞き比べてみると、メロディーこそ違いますが、特にイントロがソックリで、「偶然似ちゃいました~(テヘ)」なんてイイワケは到底通用しないように感じます。
そのためか、上記の動画のコメント欄には、ZARDファンと思われる視聴者から、次のようなコメントが殺到していたんですよね。
「織田哲郎のばかやろー! 坂井泉は悪くない」
「坂井泉水さんの罪じゃないんですけどね、インスパイアされたとしても織田哲郎さんですね 笑」
「ZARDや坂井さんでなく、作曲者の織田哲郎さんでしょ?」
「仮にパクりだとしてもZARDは知らん訳だし文句あるなら織田哲郎に言えや」
つまり、「負けないで」の作曲者は織田哲郎さんなわけで、ZARDの坂井泉さんは作詞と歌唱を担当しただけに過ぎないと。責められるべきは織田哲郎さんなんだと言う論調ですな。
パクったのは織田哲郎ではなく、アレンジャーの葉山たけし
ところがです!
「負けないで」の作曲者である織田哲郎さんが、同曲をギター1本で弾き語りした動画があったので、是非ご覧ください。
負けないで/ZARD【オダテツ3分トーキング】#織田哲郎Youtube - YouTube
出典:YouTube
ダリル・ホールの「Dream Time」っぽさはほとんど感じられないんですよね~
つまり、元々、織田哲郎さんがZARDに提供した「負けないで」の原曲は、「Dream Time」とは似ても似つかない…とまでは言えませんが、パクリ云々が議論されるような楽曲ではなかったと言えそうなのです。
じゃあ、名曲「負けないで」が、「『Dream Time』に似てる」「パクリでは?」なんて後ろ指をさされるような楽曲となってしまったのは、なぜなのでしょうか?
それは、織田哲郎さんが制作した原曲を元にしてバンド演奏を組み立て、完成品に仕上げる「編曲」の工程で、この曲が“パクリ曲”に様変わりしてしまったとしか考えられないんですよね。
つまり、「負けないで」のアレンジャーである葉山たけしさんが、今回の“パクリ騒動”の主犯であることは、まず間違いなさそうです。
織田哲郎やプロデューサーも黙認していた可能性が高い
但し、「負けないで」を作曲した織田哲郎さんにしても、プロデューサーの長戸大幸さんにしても、音楽業界で生きている方なわけですから、当時、全米で大ヒットしていたダリル・ホールの「DreamTime」を、揃いも揃って知らない、聴いたことがなかった…なんてことはかなり考えづらいんですよね。
たとえ、アレンジャーの葉山たけしさんが、「負けないで」を同曲の丸パクリレベルでアレンジしてきたとしても、織田哲郎さんや長戸大幸さんが「さすがにコレはダメだろう」と、ダメ出しをすれば、それで済んだ話なわけです。
しかし、その抑制が入らず黙認して売り出してしまったと言うことは…パクリ行為という愚行を犯してしまった葉山たけしさんと同罪とみても良いのかも知れませんね。
実際、2019年4月にNHK BSにて放送された「ZARDよ永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた」の中で、1999年にレコーディングされたという「負けないで」の英語歌詞バージョンのデモテープ音源が存在していることが明かされ、サビの部分のみ音源が公開されました。
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