吉川晃司の実家は広島県にあります。

元々、吉川晃司の父親や祖父母が住んでいた実家は広島市中心部にあり、中国地方屈指の繁華街・中島地区で料亭「吉川旅館」を営んでいました。

しかし1945年8月6日に第二次世界大戦で広島に原爆が投下され、実家のあった地域も原爆の大きな被害に遭うことになりました。

幸い吉川旅館を営んでいた祖母は戦況の悪化を受けて旅館を譲り、原爆投下1ヶ月前に疎開して難を逃れています。

しかし一度疎開したものの吉川晃司の父親は原爆投下の8月頃に広島に戻ってきており、被曝することになりました。
そのため吉川晃司は被爆二世として生まれたという生い立ちがあります。

2017年8月7日、ドキュメント番組「4400人が暮らした町～吉川晃司の原点・ヒロシマ平和公園」に出演した吉川晃司は、番組内でかつて実家のあった場所を辿っています。

実家は原爆ドームにほど近い場所にあり、当時の写真は原爆資料館に展示されています。
原爆資料館の展示には祖父母が営んでいた「吉川旅館」の写真もあるので、吉川晃司が生まれる前に家族が暮らしていた実家の姿を見ることができます。

吉川晃司はそうした生い立ちもあり、歌手として平和を願う活動も精力的に行なっています。

ここからは吉川晃司の家族についてお届けします。
吉川晃司の家族構成は、父親・母親・姉・吉川晃司の4人家族です。

吉川晃司の母親、姉については、ほとんど情報がありませんでした。

ロックミュージシャンという私生活がベールに包まれた職業に就いていることや、母親と姉が一般人ということもあり、家族の情報は公表されていないようです。

吉川晃司の父親は、若い頃に京都太秦で大部屋俳優をしていたことが判明しています。

その後、吉川旅館を継ぐため俳優を諦めて板前になりましたが、店が廃業したことで、その後は喫茶店経営、タクシー運転手、管理職など、さまざまな職を転々としました。

吉川晃司が芸能界入りする際も父親から「芸能界ってのは猿まわしだ。お前は東京で猿になるのか」と猛反対されたといいます。

しかし吉川晃司は有言実行を果たしてロックスターとなり、日本を代表するカリスマ的ミュージシャンとなりました。
父親をはじめ、母親や姉といった家族も吉川晃司の活躍を応援してくれているといいですね。

吉川晃司の生い立ち、実家と家族をお届けしました。
現在も歌手・俳優として活躍を続ける吉川晃司の今後にも注目していきたいですね。