高校卒業後、1964年に「明治大学文学部史学地理学科」に進学しています。
大学では軽音楽部に入部し、そこで夫となる宇崎竜童と出会いました。

現在の明治大学文学部史学地理学科は偏差値60以上で、阿木燿子が頭脳明晰だったことが窺えますね。

「天才」と呼ばれることが多い阿木燿子。
これまでに1000曲以上もの作詞を手掛け、日本レコード大賞作詞賞や日本作詞大賞を受賞、紫綬褒章の受章など数々の功績を残しています。

阿木燿子はなぜ「天才」と呼ばれるのか。
その理由は、一度聞いたら忘れられないキャッチーなフレーズを生み出す天才だからではないでしょうか。

代表作「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」では、「アンタ、あの娘の何なのさ」という流行語まで生み出しました。

山口百恵の「横須賀ストーリー」でも、「これっきり これっきり もうこれっきりですか」という耳に残るフレーズがあります。

プレイバックPart2でも、サビの「馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って Play Back Play Back」というフレーズは一度聞いたら忘れられません。

ワンフレーズだけでなく、曲全体を通してもまるで物語の情景が浮かび上がるような詩作りとなっています。

そして阿木燿子の天才ぶりが際立つのが、最初のフレーズやタイトルさえ出来れば、あとは悩むことなく筆が進むという降臨型であることです。

悩みに悩んで構築と選択を繰り返すタイプの作詞家ではなく、思い付けば一気に書き上げてしまう、さらにその詞が人々の印象に残り何年も歌い継がれるヒット曲になるというのは、まさに天才の所業といっても過言ではないかもしれませんね。

阿木燿子の生い立ち・学歴・実家・家族、天才と呼ばれる理由をお届けしました。
現在も舞台プロデュースなど精力的に活動する阿木燿子の今後の活躍にも注目です！