神田沙也加は10歳のときに両親が離婚していて、以降は母親である松田聖子と一緒に暮らすこととなります。ですが、基本的な子育ては祖母頼みだったようで、松田聖子は家を空けることが多かったのだとか。

ちなみに離婚理由については松田聖子の「不倫」が挙げられていて、離婚前から夫婦関係はかなり冷え切っていたものと見られています。

離婚した松田聖子はその翌年に歯科医をしていた一般男性と再婚。松田聖子はこの男性と交際2ヶ月で結婚したようで、これには神田沙也加もあまりよく思っていなかったのだとか。

そのため、彼女は継父を受け入れることもできなかったようで、この頃にはすでに家族仲は最悪だったことが伺えます。

松田聖子は再婚し、娘が小学校を卒業したあと、家族揃って活動拠点をアメリカに移すことを決めます。ですが、神田沙也加はこれを拒否。当時彼女はすでに私立の中高一貫校へ進学が決まっていたようで、渡米を拒否したあとは学校の寮に入って生活を送っていました。

ちなみに神田沙也加は当時について「継父と一緒に行くことが当時の私にはすごく抵抗があった」と語っていて、再婚相手を父親とは認められなかったことが伺えます。

神田沙也加は中学へ進学すると、母親が松田聖子ということからいじめに遭うようになります。彼女は下着を盗まれて見世物にされたり、布団をびしょ濡れにされたりしていたのだとか。

そのため、いじめを回避するために寮を出ることが決まり、血縁関係の無い親戚の家から学校へ通う日々を送っていました。

神田沙也加は中学時代にいじめを受けたことで母親のいるアメリカへ移ることとなります。ただ、英語が話せるわけではなかったため、アメリカの学校には馴染むことができず、再び日本へ帰国してしまいます。

ですが、日本へ帰ったあとも2回も中学を転向していて、彼女が落ち着ける居場所は見つかりませんでした。

神田沙也加は2001年から「SAYAKA」名義で芸能活動を開始。翌年にはドラマ主題歌を歌って歌手デビューを果たし、2003年には映画「ドラゴンヘッド」で女優デビューも果たしました。

順風満帆に思えた彼女の芸能活動でしたが、裏では松田聖子の存在があり、「娘は私が守らねば」とかなり後押しをしていたのだとか。そのため、周りからも「松田聖子の娘」としてしか扱われず、彼女自身を見てくれる人は少なかったのだそうです。

神田沙也加は2005年に一度活動休止をしていて、このとき表向きは「色々なことを勉強したい」という理由でしたが、裏では二世タレントとしての苦しみがあったと言われています。

彼女はどこへ行っても「松田聖子の娘」で、仕事には母親の干渉が多かったこともあり、それらに耐えられず松田聖子と大喧嘩したこともあったのだとか。

神田沙也加は過去に人気ギタリストの北野正人と交際していたことがありました。2人の馴れ初めは神田沙也加に北野正人が楽曲提供をしたのがきっかけとなっていて、その後は親密な関係に。

ですが、これに母親である松田聖子は猛反対。これについては北野正人がバツイチだったことが要因となっていて、母親との喧嘩はあまりの激しさで警察が出動するほどだったのだとか。結果的に神田沙也加は破局することとなり、恋愛すら自分の自由にできないことにかなり憤りを感じていたものと見られています。

神田沙也加は2017年に俳優の村田充と結婚したことが話題になりました。このときは互いのSNSで結婚を発表し、旦那の村田充は活動休止となります。その後は朗読劇などで夫婦共演も果たし、仲睦まじい姿を披露していました。

ですが、彼女が村田充と結婚するのに母親の松田聖子は反対していたようで、これは村田充が無名の俳優だったことが挙げられています。そのため、神田沙也加と村田充の結婚式に松田聖子の姿は無かったようで、すでに親子関係はかなり亀裂が入っていたことが伺えました。

ちなみに神田沙也加は2019年に村田充と離婚しています。

名前：村田 充（むらた みつ）
生年月日：1977年8月18日
出身地：大阪府
身長：187㎝
血液型：A型
職業：俳優

神田沙也加は長年松田聖子と同じ「ファンタスティック」という芸能事務所に所属していて、この事務所は松田聖子の家族が経営を行っていました。ですが、松田聖子は2014年にこの事務所から独立。

その後は神田沙也加側に「ファンタスティックの名前を使わないで」とクレームを入れ、彼女は仕方なくファンタスティックから個人事務所を設立して独立。ですが、当時使っていたオフィスにまで松田聖子からクレームが入り、渋々ほかの場所へ事務所を転居したのだそうです。

神田沙也加は長年親代わりとして祖母に育てられ、おばあちゃんっ子だったことで知られていますが、個人事務所に移ってからは疎遠になっていたのだとか。彼女の祖母は松田聖子と神田沙也加が所属していた芸能事務所「ファンタスティック」の取締役をしていた人物でしたが、松田聖子が独立したあとは彼女に寄り添うように自身も事務所を辞め、神田沙也加は頼れる存在を失ってしまったのだとか。

松田聖子と神田沙也加の2人は「共演NG」だったようで、これは長年に渡る2人の確執が問題として挙げられています。また、神田沙也加の前では母親である松田聖子の話をするのもNGだったと言われていて、業界で2人の不仲はかなり有名だったようです。

先ほど紹介した不仲の理由だけでも共演NGなのは十分に伺え、プライベートでも2人が一緒に過ごすことは無かったものと思われます。

松田聖子と神田沙也加の2人は長年「不仲」の噂がありましたが、過去には何度か親子共演を果たしていて、仲睦まじい姿をファンに披露していました。

このときの共演の様子からは不仲であることは伺えませんが、2人ともプロに徹して感情は押し殺し、ファンのために素敵なステージを披露していました。

松田聖子と神田沙也加の2人は2011年の紅白歌合戦で初めて親子デュエットを披露していて、このときは坂本九の「上を向いて歩こう」と歌っていました。

当時は初めての親子デュエットということもあって話題になりましたが、このときも確執は抱えながらもプロに徹してステージを披露していたものと見られています。

神田沙也加は2021年12月18日に宿泊していたホテルの14階の屋外スペースに倒れているところが発見され、救急搬送されたものの同日21時40分に死亡が確認されました。享年35歳でした。

彼女は当時主演していた舞台「マイ・フェア・レディ」に出演するため、同ホテルのスイートルームに宿泊していたことがわかっていて、連絡がつかなくなった関係者が110番し、心肺停止状態で発見されました。

神田沙也加の死因については「高所からの転落」ということがわかっていて、発見されたときには体から血を流していたのだとか。正式な死因は「多発外傷性ショック」です。

彼女の死の詳しい詳細は伏せられたままとなっていて、所属事務所も「公表は控えさせていただきます」と発表しています。

神田沙也加の葬儀については亡くなる前は滞在していた北海道の札幌市内で執り行われ、父親の神田正輝と母親の松田聖子も出席。遺体は20日まで市内の警察署に安置され、その後斎場へと運ばれました。

葬儀の際には札幌入りした松田聖子の様子などがテレビで報じられ、デリカシーの無いメディア報道にSNSなどでは「そっとしておいて」という声が多く挙がりました。