名前：平原 綾香（ひらはら あやか）
生年月日：1984年5月9日
出身地：東京都

シンガーソングライター・平原綾香は、2003年12月17日にイギリスの作曲家ホルストの管弦楽組曲「惑星」の第4楽章「木星」の旋律に歌詞をつけたシングル「Jupiter」をリリースしてデビューしました。

「Jupiter」はデビュー曲にしてミリオンセラーを記録、着うたダウンロード件数が160万件を突破する大ヒットを記録し、一躍人気歌手の仲間入りを果たしました。

抜群の歌唱力と表現力でシンガーソングライターとして高い評価を受けている平原綾香は、父親がサクソフォン奏者の平原まことという音楽一家に生まれました。

ここでは音楽一家に生まれた平原綾香の実家と家族についてお届けします。
父親の死去、母親、歌手の姉との共演にも注目です！

平原綾香の実家は「音楽一家」として知られています。
ジャズトランぺッターとして有名な平原勉を祖父に持ち、日本を代表するサクソフォン奏者の平原まことを父に持ち、歌手兼サクソフォン奏者としてアメリカで活躍するAIKAを姉に持つという音楽一家に生まれました。

祖父の代から音楽に精通していたこともあり、実家は楽器に溢れ、常に音楽と共に育ったことを明かしています。

実家の地下にはグランドピアノを置いても余裕のある音楽室があり、作業の合間に一息つける広い庭まで完備されているという豪邸です。

音楽家の家系に生まれ裕福な実家で育った平原綾香ですが、両親はお金に関するしつけを厳しく行い、無駄な贅沢は一切させなかったといいます。

しかし音楽に関するお金だけは無制限に使う許可を得ていたようで、CDは幾らでも買っていいという実家の教育方針のもと育ちました。

音楽と密な環境の実家で育ったことで、平原綾香は抜群の歌唱力を武器に人気を誇るシンガーソングライターとなりました。

名前：平原 まこと（ひらはら まこと）
生年月日：1952年5月2日
出身地：大阪生まれ長崎育ち

平原綾香の父親は日本を代表するサクソフォン奏者の平原まことです。

サックスのみならずクラリネットやフルートなどさまざまな楽器を幅広く演奏するマルチプレイヤーとして知られています。

天理高等学校の吹奏楽部に所属しクラリネットを担当し、大学は近畿大学商経学部に進学、P.K.U.アトミックフォース・ジャズ・オーケストラに所属したという経歴の持ち主です。

近年はスタジオミュージシャン、アーティストのバックバンド、ミュージカルへの参加など幅広く活動しており、「B’z」「Mr.Children」などの人気バンドから、山下達郎やさだまさしなどの大物歌手まで、一流ミュージシャンのライブや楽曲に多数参加していました。

2004年7月、東京オペラシティで開催された平原まことの「30周年記念コンサート」にて、娘である平原綾香、さらに平原綾香の姉であるAIKAが親子共演を果たし、親子3人でのセッションを披露しました。

また、2005年11月にはフジテレビ系音楽番組「僕らの音楽」に出演した平原綾香が父親と共演しています。

さらに2007年からは父親・平原綾香・姉AIKAの3人を中心とした音楽ライブ「平原さんちのコンサート」を開催していました。

父親と娘が揃って一流の音楽家として第一線で活躍していることもあり、豪華な親子共演として多くのファンから愛されていたようです。

2021年11月26日、平原綾香の父親である平原まことが死去したことが判明しました。
死因は胃がんで、享年69歳となりました。

平原綾香は父親の死去について自身の公式サイトを通じてコメントを発表しています。

平原綾香は「父は、私にとってサックスの師匠であり私の歌のルーツであり、最愛で、最高の父でした。まだ実感がありません。ずっと心の中に父が生きています」と、最愛の父親の死を悼む言葉を綴りました。

そして「父が表現してきた音楽の真髄に手を伸ばし、たくさん勉強し、いつか掴み取りたいと思います。そして、いつか、平原まことのような音楽家になります」と、偉大な音楽家として活躍した父親を目標に今後も音楽を続けていく決意を語りました。

平原綾香の母親は一般人で、音楽家の父親や姉とは違い詳細な情報は公表されていません。

ただ平原綾香がドラマ「ブラックボード〜時代と戦った教師たち〜」の主題歌を担当した際、母親が小学校の教師として働いていたことを明かしました。

平原綾香は母親のことを誰よりも尊敬する女性だと語り、「母のような女性になりたい」と口にしたことがあります。

良好な母娘関係を築いているようで、母親のあたたかい愛に包まれて育ったことが窺えますね。