
松浦勝人と小室哲哉の仲や関係!決別した経緯や理由・現在の関係を総まとめ
かつて、松浦勝人さんと小室哲哉さんは、蜜月関係にありました。
しかし、1997年を境に両者は完全に決別し、そんな2人の関係が復活したのは、皮肉にも小室哲哉さんが2008年に巨額詐欺容疑で逮捕された時でした。
そこで今回、松浦勝人さんと小室哲哉さんの仲や関係、決別した経緯や理由について振り返るとともに、現在の微妙な関係についてまとめました。
松浦勝人のプロフィール
日本大学経済学部在学中に行っていた貸しレコード店のアルバイトで、オーナーに商才を認められ、共同出資により株式会社ミニマックスを設立した松浦勝人さん。
これがきっかけとなり1988年に現在のエイベックス株式会社の前身となる、エイベックス・ディーディー株式会社を設立し、レコードやCDの輸入卸売業を始めました。
1990年にはエイベックスのメインレーベルである、avex traxを設立すると、その後はTRF、Every Little Thing、安室奈美恵、浜崎あゆみ、EXILEなど数多くの有名アーティストを次々と輩出してきました。
そして、2004年9月、松浦勝人さんは遂にエイベックス・グループ・ホールディングス(現・エイベックス株式会社)の代表取締役に就任し、以降はエイベックスの社内を完全に掌握していくことになります。
松浦勝人と小室哲哉の仲や関係について
小室哲哉が松浦勝人のエイベックスを育てた
そんな松浦勝人さんと小室哲哉さんの出会いは、1991年のことでした。松浦勝人さんが小室哲哉さんに「TMNの楽曲のカバー・アルバムを作らせてもらえないか?」と、小室哲哉さんに持ちかけたのが始まりのようです。
その後、小室哲哉さんがプロデュースを手掛けた“小室ファミリー”は、どんどん増殖し、やがて音楽業界のみならず、広告やマスメディア産業の一翼を担うような一大勢力となっていきました。
そんな小室哲哉さんと松浦勝人さんのエイベックス社の間には、1992年から97年頃まで蜜月関係が続いていたんですよね。
もともと貸しレコード店のアルバイトから身を興したに過ぎない松浦勝人さんにとって、自社で歌手やバンドを育てた経験がなかったことから、日本の音楽業界のしきたりや泳ぎ方がわかりませんでした。
そこに小室哲哉という芸能界の大物アーティスト兼プロデューサーが加わったことで、小室さんにとっては、TRFや安室奈美恵さんなど、独自のユニットや歌手を育てる環境が整うことになります。
一方のエイベックス側にとっても、日本の音楽業界でのしきたりや泳ぎ方を小室哲哉さんに教わっていくという、まさ
に共存共栄の関係を築いていたわけです。
この点について松浦勝人さんは、雑誌「Numero TOKYO」の対談の中で、次のように語っています。
「小室さんの言うことには、いつも必ず何か意味があると思っています。僕は小室さんに音楽業界のノウハウから売り方まで、全部を教わった人間なんで」
(中略)
「小室さんがいなかったら、エイベックスはなかったですから」
松浦勝人と小室哲哉が決別した経緯や理由
松浦勝人と小室哲哉は曲作りでぶつかることが多くなった
もともとバンドマンだった松浦勝人さんには、ポピュラー音楽に対する独特のセンスを持っていたそうです。
そして、それが最初は小さなユーロビートのレコード輸入会社に過ぎなかったエイベックスを、大きく育てる初期の原動力になったと言われています。
しかし、松浦勝人さんになまじ音楽的知識があったばかりに、小室哲哉さんとの蜜月関係を続けるうちに、やがて「曲作り」という同じ土俵でぶつかることが多くなっていくことに…。
松浦勝人さんが自身のブログで公開している、エイベックス社の歴史「Avex Way」には、この点について次のようなエピソードを紹介しています。
「小室が『テクノ』(テンポの早い打ち込み系ダンスミュージックの1ジャンル)をやりたいと言い始めて、テクノの曲をつくる。ところが松浦から見ると、全然テクノになっていない。松浦がテクノの曲をあれやこれやと小室に聴かせて(中略)小室の曲をテクノ風に仕上げるということもあった」
(中略)
「あるとき、小室がAメロ、Cメロ(サビ)という構成で、曲をつくってきた。それを松浦に聴かせると「Aメロ、Bメロ、Cメロ(サビ)じゃなければヒットしない。Bメロをつくってくれ」という。」
小室哲哉が松浦勝人のエイベックスに無理な条件を提示するようになった
小室哲哉さんがプロデュースするアーティストが次々とヒット曲を飛ばしていくうちに、やがて“小室哲哉”というブランドがどんどんビッグになっていきました。
それにつれて、小室哲哉さんの周囲には様々な権利関係が入り乱れていくことに…。やがて小室哲哉さん個人に群がる人間にとって、エイベックスは邪魔な存在になっていくんですよね。
すると、そのような人々は、小室哲哉さんにすり寄り、こう耳打ちするのです。
「他のレコード会社の方がもっと儲かりますよ」
と。小室哲哉さんはそんな言葉に振り回された側面もあると同じに、それを利用しようともしていたと言われています。
特にTKブームが絶頂期を迎えていた頃、小室哲哉さんは業界の経営陣から、より有利な条件を出させるために、複数の関係者を競わせるという方法を採っていたそうです。
こうしたことが積み重なったことで、松浦勝人さんと小室哲哉さんの関係は次第に険悪なものへとなっていきました。
そして、その関係が特に悪化したのは、1997年3月から開催されたglobeによる全国4大ドームツアー「globe@4_domes」の後くらいからで、松浦勝人さんによれば、この頃から小室哲哉さんは人が変わったように傲慢になったと言います。
【松浦勝人】小室さんと決別した理由は●●が原因です!! (浜崎あゆみ/AAA/avex/EXILE/成功者/お金持ち/青汁王子/フェラーリ/) - YouTube
出典:YouTube
通称: Max Matsuura(マックス・マツウラ)
別名: masato "max" matsuura
生誕: 1964年10月1日
出身地: 神奈川県横浜市港南区
現住所: 東京都港区東京ミッドタウン
血液型: O型
出身高校: 横浜市立金沢高等学校
最終学歴: 日本大学経済学部卒業
ジャンル: J-POP、ユーロビート
職業: 音楽プロデューサー、実業家
活動期間: 1988年 - 現今
肩書: エイベックス株式会社代表取締役会長、元CEO