飛鳥は2014年5月に覚せい剤取締法違反で逮捕されましたが、じつは前年の8月に週刊誌の文春から「シャブ＆飛鳥の衝撃」という見出しで報じられていました。

このときの記事は「覚せい剤吸引ビデオ」で暴力団から脅されているという内容で、飛鳥に直撃取材も行っていました。この文春の報道から飛鳥は活動自粛となり、すでに不穏な空気は流れていたのだとか。

飛鳥は最初の逮捕から2年後の2016年から徐々に音楽活動を再開。新曲「FUKUOKA」やアルバム制作を行っていましたが、同年11月28日に任意の尿検査で微量の薬物が検出され逮捕。ただ、このときは一貫して容疑を否認していて、翌月には嫌疑不十分で不起訴処分となっています。

飛鳥は2014年と2016年に覚せい剤取締法違反で逮捕されましたが、これについて相方のチャゲは「今は何も考えられない」とコメント。このときはファンや関係者に対して謝罪もしていて、「悲しい思いと悔しさで一杯です」と語っていました。

CHAGE and ASKAは飛鳥の逮捕後は一切の活動が無くなり、予定していた活動再開も消えてしまいました。ただ、2017年からは飛鳥も音楽活動を再開し、CHAGE and ASKAの音楽や映像作品が続々再発売されることとなりました。

ですが、2人での活動は一切無いままで、ファンはCHAGE and ASKAの復活を見守っていました。

長年、その動向に注目が集まっていたでしたが、2019年に飛鳥が脱退を発表。これによりCHAGE and ASKAの復帰は絶望的となり、2人は完全に別々の道を歩むことに。ちなみに飛鳥が脱退を発表した日はCHAGE and ASKA40周年となる日でした。

飛鳥は2019年に突如としてCHAGE and ASKAを脱退しましたが、彼の脱退についてはチャゲから何の了承も得ていなかったのだとか。そのため、脱退は飛鳥の強硬によるもので、脱退理由については「手を替え、品を替えで、ただ延命するより、いっそ解体して、新しく積み上げることの方が建設的だと思うのです」と語り、脱退する意思が以前からあったことが伺えました。

チャゲは飛鳥の脱退前に2回彼との面会を申し出ていたようですが、いずれも断られたことを明かし話題になりました。このことからチャゲは飛鳥と話し合いの場を持とうとしていたことが伺え、彼と直接会って真意を聞きたかったのだと思われます。

話し合いはできなかったものの飛鳥へ直筆の手紙は送っているようですが、彼が許可もなく脱退したことについては「誰が何を言っても『覆る』事はないのでしょう。」と寂しい胸の内を語っていました。

CHAGE and ASKAは一度目の活動休止から「不仲」が話題になっていて、2人の不仲説はその後も払拭されることなく、飛鳥の脱退となりました。彼らの不仲説は2人の人気やギャラ配分の「格差」が挙げられていて、デュオならではの悩みがあったのだとか。

2人は高校からの友人であるため、不仲説の信ぴょう性に疑問を感じるファンも多いようですが、関係に「溝」があったのは間違いないとされています。

飛鳥は逮捕されて以降、チャゲとは弁護士を通して連絡を取り合っていたようで、脱退前にチャゲから面会の申し出を受けたのも弁護士を通してだったのだとか。ただ、元々2人は友人だっただけに飛鳥側からすれば「直接伝えてくれれば」といった距離感のようなものを感じていたようで、チャゲも飛鳥の事件以降は2人の関係を壊さないよう慎重だったことが伺えました。

飛鳥は過去に運営していたブログにて「（チャゲがギャラ配分を）5対5へ主張するようになりバランスが崩れた」と語ったことがあり、これによりデュオに格差があったことが判明。

もちろんこれだけで飛鳥が脱退してしまうとは考えにくいですが、2人のバランスが崩れ始めたのは間違いないと思われます。

CHAGE and ASKAは飛鳥がブログで2人の「ギャラ配分の格差」を明かして話題になりましたが、ほんとうに2人に格差はあったのでしょうか？CHAGE and ASKAは飛鳥が大半の楽曲で作詞、作曲、メインボーカルを務めていて、2人の間にギャラ配分の格差があったのは間違いないとされています。

このギャラ配分の格差をチャゲが嫌がったのは飛鳥の立場からすると受け入れにくいことであり、この金銭問題は2人がブレイクして以降長年続いていたものと見られています。

CHAGE and ASKAの2人がギャラ配分に格差があったのは事実で、その配分は「飛鳥7：チャゲ3」だと言われています。とくに楽曲の作詞・作曲は大半が飛鳥のため、楽曲の印税も大半は飛鳥が得ていたものと見られています。

ただ、2人で出演するテレビ番組やコンサートなどのギャラ配分は「5：5」だったと思われ、チャゲもそれなりに収入を得ていたものと見られています。

飛鳥はCHAGE and ASKAから一方的に脱退していますが、脱退時には「オレは、別にアイツが嫌いなわけではないよ」と語っていました。さらに「いつか、一回りして、『あの時のお前は大嫌いだった』と、笑いながら話せる日が来ればいい」とも語っていて、決して不仲ではないことをアピールしていました。

もちろんこれは飛鳥の一方的な発言ですが、チャゲ自身も飛鳥と面会をしようとしていたことを考えると、やはり不仲説はただのデマだったのではないかと思われます。

CHAGE and ASKAは飛鳥の脱退により「実質的な解散」と言われていますが、再結成はあるのでしょうか？これについては「可能性はゼロではない」と言えます。

実際にCHAGE and ASKAは実質的な活動は無いものの、現在も名前だけは残っています。そのため、2人にとって「帰る場所がある」というのは再結成の可能性にもつながるものと思われます。

CHAGE and ASKAは飛鳥の逮捕によって一度はすべての楽曲や映像作品、関連商品の販売がストップしてしまいましたが、現在は再びそれらの商品の販売が再開されています。

また、CHAGE and ASKAの公式サイト、Twitter、YouTubeチャンネルは残されたままとなっていて、ファンクラブのみ現在閉鎖中となっています。

CHAGE and ASKAのチャゲは現在もソロで活動を続けていて、楽曲のリリースだけでなく、ライブやトークイベントなども行っています。そのため、今後もソロアーティストとしての活動がメインになると思われ、彼のオフィシャルサイトには今後の活動の予定が記されています。